年頭所感― 一般財団法人近畿陸運協会理事長深津安郎

明けましておめでとうございます。
令和5年の年頭にあたり謹んでご挨拶申し上げます。
旧年中は、当協会に対しまして何かとご指導ご鞭撻を賜り厚くお礼申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。

日本経済を取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染症の影響、急激な円安の進展やエネルギー価格の高騰等を受け、先行き不透明な状況が続いています。

私どもの事業に直接影響があります国内自動車新車販売実績は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により大幅なマイナスに見舞われていましたが、昨年9月以降、前年比ベースでプラスに転じており回復基調となっております。

新型コロナウイルス感染症の動向を懸念しつつ、一日も早く経済活動が新型コロナ流行前の水準に戻ることに期待を寄せているところです。

また、当協会における事業の根幹でありますナンバープレートの交付代行事業につきましては、2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）の開催を記念した特別仕様ナンバープレートの交付が令和4年10月に始まりました。多くの皆さまにご利用いただき、大阪・関西万博に向けた機運を高めるためにも引き続き広報活動等を進めてまいります。

私ども協会は、本年も「安全・安心・環境に優しい車社会の構築」の理念の下、公益性を堅持し、より一層社会的使命を果たすべく各種事業を行ってまいります。

例えば、公益事業としてイベント等に通じた自動車盗難予防啓発活動、安全・安心な車社会構築へ向けたシンポジウム・セミナー等への取組み、運輸安全マネジメント支援対策、環境対策として大阪支部構内に設置しているEV用急速充電スタンドの更なる利用促進への取り組み等諸事業を推進してまいります。

皆様方には昨年にも増してそれら事業へのご理解とご協力をお願いたします。
最後になりましたが、新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束と皆様方の事業のご繁栄とご健勝、ご多幸を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。