自動車業界で生きる人のためのニュースサイト 「自動車新聞社ニュース」 フォント選択 大 中 小 会社案内 お問い合わせ 記者募集
自動車ニュース
最終更新日時 2023-07-01
電気自動車の理解度アップ 普及には車体価格がカギ!?
総合(行政・政治)カテゴリ:総合(行政・政治) 2016-06-10配信 |
| 印刷画面 |




パーク24株式会社は、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」※の会員を対象に実施した、「電気自動車」に関するアンケート結果を発表しました。

パーク24は、毎月9日に、クルマの運転や交通に関するアンケートの調査結果を発表しています。今月の「電気自動車」についてのアンケート結果詳細は以下の通りです。
※入会金・年会費無料の会員制ポイントプログラム。 タイムズ駐車場やタイムズカープラスの利用等でポイントがたまる他、会員限定サービス等を提供。会員数約573万人(2016年4月末現在)

1.電気自動車 1回充電あたりの航続距離に対する理解度が向上
電気自動車の1回充電あたりの走行距離について、「101km〜200km」と認識している人が28%で最も多く、次いで23%が「51km〜100km」と回答しました。
現在販売されている電気自動車のカタログ等では1回充電あたりの航続距離は「180km〜220km(JC08モード※)」が中心となっています。カタログに掲載された距離を回答した人は17%で、0.7%だった前回(2014年12月)よりも大幅にアップしました。
また、前回は、9割以上が「50km以下」と回答していましたが、今回「50km以下」は2割まで減少しており、電気自動車の理解度が高まっていることが分かりました。
※JC08モード:国土交通省審査値。 実際の走行と同様に、 細かい速度変化で運転し、 エンジンが暖まった状態だけでなく冷えた状態からもスタートする燃費の測定方法。

2.クルマの燃料、1番人気は「ガソリン」。次いで「電気」
燃料でクルマを選ぶ場合、6割が「ガソリン」と回答しています。 次いで「電気」となりましたが、前回の17%から13%に低下しました。航続距離の理解度が高まったものの、購入意向にはつながっていないようです。また、「ディーゼル」や「プラグインハイブリッド」は前回とほとんど変化はありませんでしたが、「水素」は13%から6%へ半減しました。

年代別でみると、40代以上は「電気」「プラグインハイブリッド」が「ディーゼル」を上回っていますが、30代以下は「ディーゼル」が「電気」「プラグインハイブリッド」を上回る逆の結果となりました。
特に、20代以下の若者は、「ガソリン」と「ディーゼル」を合わせると85%に上り、「電気」の割合に至っては、40代以上の半分以下となっています。
環境に配慮した自動車への関心は、年齢を重ねるほど高くなっていることが分かります。

3. EVの普及には「航続距離」や「充電ステーション」よりも「価格」が重要
電気自動車がどのようになったら購入するかを聞いたところ4割が「価格が手ごろになったら」と回答し、次いで「充電ステーションが増えたら」が23%、「航続距離に不安がなくなったら」が20%となりました。
現在、電気自動車の新車販売価格は200万円を超えていますが(※1)、クルマ購入時の予算は200万円未満という人が多く(※2)、電気自動車の普及には、「充電ステーションの数」や「航続距離」以上に購入予算に近い「価格」の設定が重要であることが分かりました。
尚、「その他」の回答では、「充電時間の短縮」が多数を占めたほか、少数意見として、「マニュアル車が出たら」「エンジン音が好きなので電気自動車の購入は考えていない」など、 自動車好きならではの意見も見られました。
※1 各社ホームページ参照
※2 出典:2016年3月9日当社配信リリース

今回アンケートを実施した2015年12月のガソリン価格は112.8円/L※で、前回のアンケート実施時期である2014年12月の140.6円/L※より28円ほど値下がりしています。
「2.どの燃料のクルマが欲しいですか」という質問では、「ガソリン」が前年より10%も増加していました。これは、ガソリン価格の低下により、選ぶ燃料に変化が出た可能性があります。
また、「3.電気自動車がどのようになったら購入しますか」の回答からは、 電気自動車の購入を促すには「価格が手ごろになる」ことが重要だと分かりました。
車体価格に加え、日々の燃料代など維持費を含めたトータルコストで、ガソリン車よりも優位になることが、電気自動車購入のカギとなるのかもしれません。
※ガソリン価格 出典:e燃費

■調査概要
調査対象 : タイムズクラブ会員
(2014年12月7日以降に入会し、 直近でタイムズ駐車場・タイムズカープラス・タイムズカーレンタルを利用された方)
調査方法 : 非公開型インターネットアンケート
調査期間 : 2015年12月7日〜12月13日
有効回答者数 : 8,021名


自動車新聞社からのお知らせ
LIGARE(リガーレ) vol.32 販売中「政府主導で”プローブ情報の真価”が取れる国シンガポール」

Autonomous Vehicle and ADAS Japan 2017のメディアパートナーになりました。

LIGARE(リガーレ) vol.31 販売開始「”コネクテッド戦争”第三極の登場」

スペシャルコンテンツ [PR]
【特集】業務用アルコールチェッカーって、どれがいいの?(2)
【特集】業務用アルコールチェッカーって、どれがいいの?(2)
PC管理ソフトがセットになり、より強力になった安全運転の推進

業務用ドライブレコーダー特集1 全ト協助成対象などを紹介
業務用ドライブレコーダー特集1 全ト協助成対象などを紹介
ISO39001の導入にも役立つ支援ツールをご紹介

業務用ドライブレコーダー特集2 全ト協助成対象などを紹介
業務用ドライブレコーダー特集2 全ト協助成対象などを紹介
ISO39001の導入にも役立つ支援ツールをご紹介

トラック・バスのオルタネーターはリビルト品がお得 太田美品通商
トラック・バスのオルタネーターはリビルト品がお得 太田美品通商
トラック・バスのオルタネーター・スターターなど電装品専門店

【特集】業務用アルコールチェッカーって、どれがいいの?
【特集】業務用アルコールチェッカーって、どれがいいの?
安全運転の強化推進に威力を発揮するのは・・・

【特集】アルコールチェック義務化へカウントダウン タニタのアルコールチェッカーが大人気

事業用(トラック・バス)エコタイヤはどれがいいの?【1】

事業用(トラック・バス)エコタイヤはどれがいいの?【2】

どれがいいの?アルコールチェッカー比較特集【1】
どれがいいの?アルコールチェッカー比較特集【1】
性能・価格を比較し国内メーカー9社を紹介

どれがいいの?アルコールチェッカー比較特集【2】
どれがいいの?アルコールチェッカー比較特集【2】
性能・価格を比較し国内メーカー9社を紹介

Business Wire