新型インフルエンザ対策とBCPについて講演　神戸運輸監理部 (2/2)

カテゴリ：総合（行政・政治） 2009-10-21配信 | | 印刷画面 |

　今回のテーマは新型インフルエンザ対策であったが、丸谷氏はBCPの発想転換を強調した。丸谷氏の提案するBCPはイギリス式。災害個別対応ではなく、災害の種類分けをしない事象対応である。新型インフルエンザ対策を契機にあらゆる事象に対応可能な統一的なBCP作成を呼びかけた。

　BCPのポイントは1.人材欠勤に備えた代理体制の強化2.重要業務の選定3.サプライチェーン（供給連鎖）の状況把握ーである。災害の場合、自社や取引先の従業員の多くが欠勤し、業務が行えなくなる。その防止に、決定権を持つもの、資格保持者、担当者の代理体制を補強する。自社の経営存続のための必要最低限の業務を選定する。サプライチェーンを把握し、取引先と共同で災害対策に取り組むということを日頃から社内が一丸となって取り組むことが必要であると述べた。

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