日本ミシュランタイヤ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：ベルナール・デルマス）は本日、ミシュラン・ライフスタイルから日本初となる自転車を、株式会社日直商会から「Velo MICHELIN（ヴェロ・ミシュラン）」ブランドとして展開することを発表しました。その第一弾としてのシティサイクル「Paris-Brest（パリ・ブレスト）」を、ミシュラン・ライフスタイルとのライセンス契約のもと株式会社日直商会より2013年3月から限定200台で発売します。※　Velo はフランス語で自転車の意味

1889年に創業したミシュランは当時農機具やゴム製品を製造販売する会社でした。ある時、一人のサイクリストがパンクした自転車用タイヤを修理するためにミシュランの工場を訪ねたことで会社は大きな転機を迎えます。
1891年、乗り心地に優れたその空気入りタイヤに魅了されたミシュランの創業者は、一度パンクしたら修理に何時間もかかるそのタイヤをわずか15分で取り付け可能にする技術を開発しました。そして、そのタイヤを世に広めるために、世界最古の自転車レースである「パリ・ブレスト間往復レース」にそのタイヤをつけて臨み、見事そのタイヤをつけたシャルル・テロン選手が2位の選手と8時間もの大差をつけてゴールし、その発明を世に知らしめました。この自転車のレースへの参戦こそがミシュランタイヤの歴史の始まりなのです。

このレースから名前を取ったシティサイクル「Paris-Brest」は、オリジナルのフレームデザインに、亀甲フェンダーを付けてクラシカルな高級感を出しました。フレームのジオメトリーやチューブさらにはタイヤにもこだわり、徹底的に乗り心地を追求したシティサイクルです。
サイクリストが走る爽快感そして走る悦びを体感できるミシュランらしい製品に出来上がりました。