トヨタ自動車(株)（以下、トヨタ）は、2010年度のトヨタのCSR（環境、社会、ガバナンス）に対する考え方、方針、取組みをまとめた「Sustainability Report 2011(サステイナビリティレポート2011)」を発行した。

「Sustainability Report」は、社会への情報開示、国内外連結会社・ビジネスパートナーとの情報共有およびトヨタのCSR取組みに対する管理、評価の一助とすることを目的に発行する。
今回の「Sustainability Report 2011」では、３月９日に発表した「トヨタグローバルビジョン」の実現に向け、各ステークホルダーに対してのトヨタのあるべき姿・目指すべき姿を明文化した「ステークホルダーの笑顔のために」を柱に編集した。併せて、東日本大震災後の復旧／復興に向けたトヨタの支援活動についても紹介している。

「ステークホルダーの笑顔のために」
＜お客様とのかかわり＞
１．安全で、誰もが安心して乗ることができ、お客様の心ときめくクルマを、お求め易い価格で提供する。
２．お客様の声に真摯に向き合い、十分な情報開示と対話を通じ、自らを改革し続ける。
＜従業員とのかかわり＞
３．多様な人々が、安心・誇り・愛着を持って、持てる能力を十二分に発揮して働くことを通じ、自らも成長する。
＜ビジネスパートナーとのかかわり＞
４．仕入れ先・販売店をオープンに迎え、共存共栄による持続的成長を通じて、地域の経済発展に貢献する。
＜地域社会・グローバル社会とのかかわり＞
５．多様な環境車と環境技術の開発・普及により、ライフサイクルを通した環境負荷を削減する。
６．クルマをつくることの責任を自覚し、事故や渋滞のない新たなモビリティ社会づくりに貢献する。
７．よき企業市民として、各国・地域の文化・慣習・歴史を尊重し、地域社会の発展に貢献する。
＜株主とのかかわり＞
８．“いいクルマ”“いい町・いい社会”“安定した経営基盤”の良い循環を回し、持続的に成長する。

なお、環境に対する取組みをより詳しくまとめた「環境報告書2011」は９月上旬に別途発行する。