ホンダ 鈴鹿4時間耐久ロードレース 初の海外チーム参戦のアズラン・エミール組が優勝飾る!
2位に17歳小島 19歳佐藤のフレッシュコンビが入賞 |
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![]() 今年は50台のエントリーを集め、予選通過は48台(決勝出場は49台)。ポールポジションはビジネスラリアート & TSR(小島一浩/佐藤太紀組)で、17歳の小島はTSRレーシングスクールの1期生、今年の鈴鹿サンデーロードレース(3戦中2勝、2位1回)で活躍。19歳の佐藤は鈴鹿サーキット・レーシング・スクール ジュニア出身、今季初頭から4耐を目指してきました。
2番手にはBoon Siew Honda Racing Malaysia(アズラン・シャー・カマルザマン/モハメド・エミール・フィダウス・ビンハサン組)がつけました。日本モータースポーツ協会が推進するアジア選手の参加推進の一環として参戦が決まったチームです。普段はアジア選手権SS600に参戦している2人は、藤原克昭(カワサキ)や浜口俊之(Honda)らと戦っているライダーです。アズランは現在、アジア選手権ランキング2位の実力者。エミールは今年からSS600にステップアップしてきたライダーです。 3番手のMOTO WIN RACING(川村明/竹田雄介組)の竹田は、昨年4位に入る実績を持つライダーで、川村は昨年の大会直前にケガで参戦できなかったため、今年こその強い思いで挑みました。4番手にはCLUB モトラボEJ SPECIAL AGENT(筒井伸/谷雄太組)が続き、トップ4にHonda CBR600RRを駆るチームが並びました。 決勝ホールショットは小島で、それを川村、小倉(ヤマハ)が追い、アズラン、山内基晴(カワサキ)が、そのトップ争いに追いつき、トップ集団が5台に膨れ上がる激しい攻防戦が繰り広げられました。シケインで小倉が小島に襲いかかりますが小島が死守。その戦いにアズランが加わり3台のトップ争いへと発展していきます。小倉がシケインの攻防でオーバーラン、すぐに復帰しますが、トップ小島、2番手アズランとの差ができてしまいます。セカンド集団は小倉を先頭に川村、山内、山内芳則/新井生哲(ADF & ToyBoy with 胤塾 と HieRacing)の4台となりました。小島は首位を守りますが、アズランは様子を見るようにピタリとマークし、周回を重ねました。トップ争いは激しさを増し、14ラップ目にはアズランが首位に立ちますが、15ラップ目には小島がトップを奪い返します。 1回目のルーティーンで、トップの小島が佐藤に交代、素早いピットワークで佐藤を送り出します。アズランからエミールに交代、ピットワークで佐藤とエミールとの差が広がり、佐藤はトップを独走します。25ラップ目には約15秒ものアドバンテージを得ました。2番手エミールは2分27秒台。それに対して追い上げる竹田は2分21秒台と、トップ佐藤よりも速いラップタイムで追い上げていきます。竹田は一時は15秒以上あった差を詰めて、28ラップ目にはエミールの背後に迫り、ついにシケイン進入でエミールを捕らえ2番手に浮上します。ですが、竹田にストップ&ゴーペナルティが出され、ピットインを強いられて後退。エミールは再び2番手へと返り咲きます。 35ラップ目のオーダーは小島、アズラン、谷、小倉、山内基晴、川村となります。トップの小島/佐藤組は安定したペースで飛ばして首位を強固なものとしていきます。しかし、60ラップ目の2コーナーで佐藤が前にいたマシンをパスしようとした瞬間に接触、マシンから投げ出されそうになりますが、なんとかこらえて復帰しトップを守りました。しかし、この時、左のクラッチレバーとシフトの向きが変わってしまうほどのダメージを受けます。ライダーチェンジした小島は、走行中のストレートでシフトを叩いて修復しますが、完全に直すことはできず、ハンデを抱えたままでの走行となりました。 残り1時間を切った70ラップ目、ライダー交代のタイミングでアズランがトップに、小島が2番手、谷が3番手、小倉が4番手、5番手に山内基晴、6番手に川村のオーダーへと変わります。79ラップ目には小島が逆転してトップに浮上しましたが、ペースの速いアズランの走行時間を増やして逆転しようと、チームはピットインの回数を5回から6回へと増やす作戦に。80ラップ目にアズランからエミールにライダー交代して、エミールが走行します。小島は通常のルーティン通りの5回目、最後のライダー交代を終えて佐藤がコースへ出たのは86ラップ目。この時、佐藤とエミールの差は約32秒と大きく開いていましたが、ここで6回目のピットインでエミールからアズランへとライダー交代します。 アズランは、佐藤が2分28秒台なのに対して2分23秒台ペースで追い上げ、ビハインドを削っていきます。98ラップ目、ついにアズランはS字で佐藤を捕らえトップに浮上、その位置を守りきって優勝のチェッカーをくぐりました。初の海外参戦の2人が鈴鹿4耐を制しました。2位には小島/佐藤組。3位には小倉/佐藤組が入り、表彰台へと上りました。 |
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