ホンダ 全日本モトクロス第4戦東北 IA1の平田優が最速ラップで実力を証明!
レディースクラスの益春菜は今季無敗の4勝目! |
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第9戦ドイツGP決勝は、フロントローからスタートした3選手のし烈な優勝争いとなり、終盤に首位に浮上したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、じりじりリードを広げて優勝しました。ペドロサは、第4戦フランスGPの決勝で右鎖骨を骨折、第8戦イタリアGPで復帰しました。イタリアGPでは、予選8番手、決勝8位と、本調子にはほど遠いリザルトでしたが、1週間のインターバルを経て開催された今大会は、見事な走りを披露。2年連続優勝を達成しました。
ペドロサは、オープニングラップ2番手と好スタートを切りました。しかし、序盤はフルタンクのためいいフィーリングをつかめず、4番手まで順位を落としますが、中盤に入ってアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)、後半に入ってケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)とホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)を次々にパス、ザクセンリンクでは安全圏ともいえる1秒以上のリードを築きました。これで第3戦ポルトガルGPに続き、今季2勝目。総合ポイントでも7位から5位に浮上しました。 ペドロサの背後では、今季6回目のPPを獲得したストーナーとロレンソの激しい2位争いが繰り広げられました。最終ラップまで2番手を走行していたストーナーですが、最終コーナーでロレンソにかわされ、惜しくも3位でフィニッシュ。Repsol Honda Teamとしては、ペドロサとの1-2フィニッシュを果たせませんでしたが、ストーナーは7戦連続、今季8回目の表彰台に立ち、総合首位をキープしました。 優勝争いの約10秒後方では、ドヴィツィオーゾ、マルコ・シモンチェリ(Team San Carlo Honda Gresini)、ベン・スピーズ(ヤマハ)がバトル。今大会、予選6番手から好スタートを切ったドヴィツィオーゾは、オープニングラップ3番手から序盤に2番手に浮上。その後、ストーナーとペドロサに抜かれて4位にポジションを落とすも、トップグループに加わりました。 しかし、中盤になると後方にいたシモンチェリの先行を許し、そのシモンチェリのペースが上がらないことから、トップグループからリードを広げられます。終盤は、その2人に、追い上げて来たスピーズが加わり、ラスト3周で集団のトップに立ったドヴィツィオーゾが4位、最終ラップにシモンチェリをかわしたスピーズが5位、何度も集団のトップに立ったシモンチェリは、終盤にタイヤの消耗に苦しんで6位になりました。優勝争い同様、厳しい4位争いの光景に、サーキットに集まった10万人の大観衆から大きな拍手が送られました。 予選15番手から決勝に挑んだ青山博一(Team San Carlo Honda Gresini)は、カレル・アブラハム(ドゥカティ)と13位争いを繰り広げますが、後半はタイヤの消耗でペースをが上がらず15位。予選14番手のトニ・エリアス(LCR Honda MotoGP)は、序盤からペースを上げられず16位でフィニッシュ。ポイント獲得を果たせませんでした。 Moto2クラスは、PPスタートのマルク・マルケス(Team CatalunyaCaixa Repsol)とステファン・ブラドル(Viessmann Kiefer Racing)、アレックス・デ・アンジェリス(JIR Moto2)の優勝争いとなり、終盤、ペースを上げてリードを広げたマルケスが3連勝で今季4勝目を達成。ホームGPに気合満点のブラドルが2位。デ・アンジェリスが今季初表彰台となる3位。予選13番手から追い上げのレースが期待された高橋裕紀(Gresini Racing Moto2)は、9番手を走行していた終盤、オーバーヒートによるエンジントラブルでリタイアしました。 コメント ダニ・ペドロサ(MotoGP 優勝) 「こんなに早く優勝することができるなんて信じられません。このような結果は期待していませんでしたが、このサーキットはこれまでも相性がよかったので、こうして優勝することができました。昨日の予選2番手という結果に、すでに驚いていました。このような結果で週末を終えられるなんて言葉もありません。ケガでとても大変だった時期を乗り越えて、とても解放された気分です。ここのレイアウトは、ムジェロの時より苦しくありませんでした。序盤はマシンの感触があまりよくなくて4番手までポジションを落としてしまいましたが、チャンピオン争いから後れていますし、ナーバスにはなりませんでした。タンクの燃料が少なくなり、タイヤがだんだん滑り出してきたのでペースを上げようと思いました。その作戦がうまくいきました。この優勝にはとても満足しています。まだ体力が十分ではないので厳しくはありましたが、ここまで支えてくれた家族や医者に感謝したいです。彼らは、この大変さを分かってくれています。また、決してあきらめなかった僕のチームとすべてのファンに感謝したいです」 ケーシー・ストーナー(MotoGP 3位) 「今日はハードなレースになるだろうと思っていました。昨日の予選ではいいセットアップを見つけましたが、リアタイヤの温度が高くなりすぎてスピンするようになってしまいました。しかし、レース序盤は落ち着いていたので、タイヤを温存してムジェロの時よりもゆっくりとタイヤを温めていくことにしました。そして数周後、徐々にペースを上げて、少しアドバンテージをつくることができました。しかし、思ったよりも離せなかったので、少しペースを落としてスムーズに走るようにしました。ダニは力強く走っていたので、彼に追いつくのには苦労しました。いくつか小さなミスをしてしまい、そのためにホルヘと僕は最後の数周離されてしまいました。最終ラップでは自分のラインをブロックしようとしましたが、ホルヘはリスクの大きい走りで僕を抜いていきました。ホルヘに抜かれましたが、まだチャンピオンシップではリードしています。今日はできる限りのことをしたと思います。ポイントを獲得できてよかったです」 アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 4位) 「このサーキットは小さいので、最後まで厳しいレースでした。今日の目標は表彰台に立つことでしたが、4位に終わり、少しがっかりしています。でも今日のレースを客観的に見れば、これまでのザクセンリンクの自分のレースに比べたら、格段によかったと思います。いいスタートが切れたし、前のライダーたちにもついていけました。シモンチェリとスピーズと、いい4位争いもできました。そして、そのバトルに勝てたこともうれしいです。今週はずっと安定していたし、速かったと思います。チャンピオンシップでも3位をキープできました。ダニとケーシー、ホルヘの3人のすばらしいレースに、おめでとうと言いたいです」 マルコ・シモンチェリ(MotoGP 6位) 「4位だったら気分はまったく違ったと思います。6位に終わって本当に残念でした。レースの前半はドヴィツィオーゾより速く走れていました。もしかしたら彼をパスするのに時間をかけすぎたのかもしれません。その間に先頭と離れてしまいました。何度かお互いにパスしあいましたが、タイヤの左側が消耗してきて、とても苦労しました。それからはマシンをコントロールするのが大変でした。最終ラップで一生懸命がんばりましたが、スピーズに抜かれてしまいました。残念だけれど、それでも自分たちにとっては、いいレースでした。もう少し速く走れるようになれば、優勝争いに加われると思います」 青山博一(MotoGP 15位) 「今日は22秒から23秒台で走りたかったのですが、23秒から24秒台がやっとでした。フィーリングはさほど悪くなかったのですが、全体的にいいところを使えていませんでした。後半、タイヤが消耗してからはペースを上げられず、厳しいレースになりました。予選を終えたときは、前後ともにハードだと思っていましたが、気温も路面温度も低かったので、フロントにソフトをチョイスしました。イタリアに比べると背中の状態はかなりよかったのですが、それでも痛みがありました。次のラグナセカもMotoGPマシンでは初めてなので、コースを早く攻略できるようにしたいです」 トニ・エリアス(MotoGP 16位) 「昨日は前進することができたので、決勝レースでは、よりよい結果を残せることを願っていました。今日は燃料が満タンのときに、マシンが重くてコントロールするのにとても苦労しました。そのため、いつもの問題が出てきて、ブレーキングでフロントのフィーリングがなくなりました。それと同時に、リアのグリップにも自信が持てなくなってしまいました。今日は完走しようとがんばりましたが、とてもイライラしてしまいました。とにかく、モチベーションと集中力を失わないようにしていました。次戦ラグナセカでは、いいレースをしたいです」 中本修平|HRCチーム代表 「今日のダニはよくやってくれました。じっくりとチャンスを待って、最後に逃げるという力強い勝ち方でした。ポルトガルGPもそうでしたが、今年のダニは強くなったという印象です。以前は独走逃げ切りでしか勝てませんでしたが、今年は強いライダーに成長したと思います。ケーシーは2位でフィニッシュできるチャンスがあっただけに、最後にロレンソに抜かれて残念でした。前回のイタリア同様、今回も得るものが多かったと思いますし、勝てなかったこの2戦の経験をこれから生かして欲しいです。ドヴィツィオーゾは、シモンチェリに抜かれてからなかなか抜き返せず、トップグループと離れてしまいました。しかし、予選も決勝もアベレージは上がってきているし、確実によくなっています。シモンチェリは速いけれど、いまはまだMotoGPマシンとタイヤの使い方を学んでいる段階です。2戦連続で完走したことで、いろいろ経験できたと思います。ラグナセカも連戦になるので、優勝を目指して気持ちを引き締めていきたいです」 マルク・マルケス(Moto2 優勝) 「終盤にペースをキープできることがわかったし、その通りのレースができました。このサーキットは独特で、全力で攻めるにはマシンを完ぺきにしなくてはいけません。今日はブラドルのホームGPで彼に勝てたことがうれしいです。彼はとても強かったけれど、最後までプッシュすることができました。途中、彼を先に行かせたましたが、29周先頭を走るのは長いですし、最後に勝負しようと思っていました。今はタイトルことは考えたくありません。シーズン序盤で沢山のミスをしすぎました。そしてたくさんポイントを失っていますからね。だから一つひとつのレースをがんばりたいです。ブラドルとの差はとても大きいので、プレッシャーはありません。毎回優勝を目標にできます。とてもいい気分で夏休みを迎えられるのがうれしいです」 ステファン・ブラドル(Moto2 2位) 「終盤はリアタイヤが非常に消耗していてペースを上げられませんでした。昨日の転倒の影響で、少しフロントのフィーリングに自信を失っていました。予選でフロントが改善されましたが、その分、リアのグリップが少し落ちると思っていました。今日はラスト5周で、もう限界に達していました。優勝はできませんでしたが、今日の自分のパフォーマンスにはとても満足しています。優勝争いができたし、表彰台に立てましたからね。この状況で夏休みに入ることができて、とてもいい気分です。まだシーズンは半分残っているので、チャンピオンシップについてはあまり考えたくありません」 アレックス・デ・アンジェリス(Moto2 3位) 「やっと表彰台に立てたという気分です。この日のために、僕とチームは多くの力を注いできました。シーズン序盤は、新しいシャシーとの相性がよくありませんでしたが、今はマシンがとても快適で、どんどん順位を上げることができました。今日は表彰台に立てて本当にうれしいです。引き続きこの調子をキープしたいです。チャンピオン争いに加わることはできませんが、これからは優勝争いに加わっていきたいです」 高橋裕紀(Moto2 リタイア) 「今日は本当に残念でした。スタートは悪くなかったし、前半はペースも悪くありませんでした。しかし、10周目くらいから水温が上がり始めて、だんだんとエンジンが重くなってきました。そう思ったらマフラーから煙りが出ていたので、最終コーナーでマシンを止めました。原因はわかりませんが、予選で2度転倒しているので、冷却関係の破損があったのかも知れません。いま、チームが原因を調べています。今回はすごく調子がよかったので、とても残念です」 |
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