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最終更新日時 2023-07-01
アウディグループ 会社の歴史において最高の業績
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アウディジャパン株式会社
 2010年:アウディブランドの総車両販売台数は1,092,411台、売上高354億ユーロ、税引前利益33億4,000万ユーロ、税引前売上利益率9.4%
●Audi AG取締役会会長ルパート シュタートラー:「アウディは利益を確保しつつ、総合的に成長している」
●営業活動によるキャッシュフローは57億9,700万ユーロ(41億1,900万ユーロ)*と、前年を大きく上回る
●史上最高の利益分配金:従業員1人あたり平均6,513 ユーロ
●2011年の展望:アウディブランド120万台以上の販売を計画
●Audi AG財務担当取締役 アクセル ストロットベック:「維持可能な成長を実現し、昨年と同様高いレベルの売上利益率を維持したい」

<2011年3月8日、インゴルシュタット発>
アウディグループは、新記録となる数字で2010年度を締めくくりました。Audi AG取締役会会長のルパート シュタートラーは「33億4,000万ユーロという営業利益は、アウディの高い収益性を示しています。当社は中国に限らず、世界の数多くの地域において成長しています。アウディブランドは、米国をはじめとするマーケットにおいて、市場全体の成長速度を上回っています。今年の立ち上がりは良好ですので、1年を通した販売数は120万台以上を目標にしています」と述べています。

アウディにとって2010年は会社の歴史において最高の販売実績を残した年となりました。アウディブランドの総車両販売台数は、15%増加して1,092,411台となりました。2010年度の売上高は前年から飛躍的に増加して354億4,100万ユーロ(298億4,000万ユーロ)*となりましたが、これは18.8%の増加です。

アウディグループの営業利益は108.2%と大幅に増加して33億4,000万ユーロ(16億400万ユーロ)となりました。36億3,400万ユーロ(19億2,800万ユーロ)という税引前利益は、前年を88.5%上回っています。税引後利益は95.2%増加して26億3,000万ユーロ(13億4,700万ユーロ)でした。

アウディの売上利益率は9.4%(5.4%)にまで上昇しました。投資利益率(ROI)は新記録となる24.7%(11.5%)です。

純流動資産は25.5%増加して133億8,300万ユーロ(106億6,500万ユーロ)です。

アウディグループのすばらしい業績は、主に昨年発表された多様な新製品によるものです。フラッグシップであるA8からA7 Sportback、そしてサブコンパクトセグメントにおけるアウディ初のプレミアムカーとなったAudi A1に至る新しいモデルラインナップが投入されました。

「主要な財務指標すべてが新記録のレベルに到達したことは、アウディブランドの高い競争力を示しています」と、Audi AG財務担当取締役アクセル ストロットベックは述べています。

「しかし、主要通貨の高まる不安定さと、原材料価格の大きな変動という難問は、私たちの前に依然として立ちはだかっています。しかし、もちろん対策は実施しています。アウディグループは、2010年の成功の上に業績を築いていく準備ができています。」

40以上の市場で販売記録を達成

2010年、アウディは世界のお客様に1,092,411台(949,729台)の車両をお届けしました。販売台数は、前年と比較すると15.0%の伸びです。アジア/太平洋地域は堅調に成長しました。アウディは西ヨーロッパ(ドイツを含む)でも成長を見せ、米国ではとくに目立った業績を達成しています。

ドイツでは、市場全体が大幅に縮小しているにもかかわらず、アウディ車の販売台数は微増となる229,157台(228,844台、0.1%増)でした。

西ヨーロッパ(ドイツを含む)において、アウディはお客様に611,905台(588,309台、4.0%増)を販売してマーケットの回復速度を上回る成長を見せ、プレミアムセグメントにおけるリーダーとしての地位を示しました。ドイツに次いで大きな市場である英国では、販売台数が99,705台(90,513台、10.2%増)にまで成長。隣国フランスでは52,520台(48,010台、9.4%増)、イタリアでは60,337台(57,204台、5.5%増)を記録しました。

中国(香港を含む)での販売台数は227,938台(158,941台、43.4%増)となり、アウディは2010年もプレミアムセグメントのマーケットリーダーとして君臨しました。

2007年9月からCKD(完全現地組み立て)による組立ラインの操業を開始したインド市場の業績も、大変好調です。販売台数は、前年比81.1%増の3,003台(1,658台)でした。アウディは現在、アウランガーバード工場においてA4、A6およびQ5の組み立てを行っています。アウディは、インドにおいてセールスおよびディーラーネットワークを体系的に拡大しており、年末までにディーラーの数を現在の13から18に増やす予定です。

アウディは、米国においても市場全体を大きく上回る速度で成長しており、販売台数は101,629台(82,716台、22.9%増)となって売上高も新記録をマークしました。プレミアムマーケット(高級輸入車グループ)におけるアウディブランドのシェアは8.6%(7.9%)に上昇しました。

子会社であるランボルギーニが製造するスポーツカーの販売台数は1,302台(1,515台)に留まり、前年割れとなりました。この減少はおもに、ムルシエラゴが昨年5月に製造を終了したことが理由です。同社はジュネーブモーターショーにおいてムルシエラゴの後継モデル、「アヴェンタドール」を発表しました。アヴェンタドールは、数ヶ月内に市場に登場します。

大幅増となった生産台数

アウディグループは、需要に応える形で、大幅に生産台数を引き上げました。2010年、工場から出荷された車両の台数は1,150,018台(ランボルギーニを含む)となり、昨年(932,260台)と比較すると23.4%増です。エンジンの製造台数も19%を超える増加となり、1,648,193(1,384,240)基となっています。

1,200人を超える新規雇用者、会社の歴史において最大の投資プログラム

アウディグループは、2011年から2015年までに110億ユーロを超える投資を行う予定であり、うち95億ユーロは新製品とハイブリッド、エレクトロモビリティの開発に充てられます。ドイツのインゴルシュタットおよびネッカーズルム工場への投入資金は50億ユーロを超える規模です。

アウディグループはまた、各国において成長目標を達成するために必要となる生産力の拡大に向けても、多額の投資を行います。ハンガリーのジュール工場は、2013年までに大きく拡充されます。この工場は、各エンジンとともにAudi A3カブリオレ、TT、TTロードスターを生産してきましたが、将来においてAudi A3セダンの生産も視野に入れ、9億ユーロを投下して施設を拡大します。2013年から、ジュール工場では最大125,000台が製造されるようになるでしょう。アジアにおいても同様のコースが設定されており、アウディは中国の生産施設の拡大を要望しています。また、インドネシアのジャカルタでは1月からアウディ車の組み立てが始まっています。

アウディのコンパクトSUVであるQ3の生産は、今年からスペインのマルトレル工場で始まりました。世界デビューも間近です。

アウディは、この勢いを維持してモデルラインナップの拡大を継続する予定です。「当社は、サステイナビリティというテーマに焦点を当て続けます。自動車の効率を高め、電気自動車やハイブリッド車を開発するばかりでなく、資源の持続可能な取り扱いも視野に入れていきます」と、シュタートラーは述べています。アウディはすでに、CO2排出量が140g/km未満であるモデルやエンジンバリエーションを54種類用意、そのうち17種類が120g/km未満のCO2排出量となっています。

会社の歴史上最高の利益分配金

Audi AGは、2010年の成功を従業員と分かち合いました。ドイツ国内およそ42,500人の従業員は、1人平均6,513ユーロの利益分配を受けたのです。これは平均月給のおよそ1.5倍に相当するもので、利益分配制度が採用されて以来、最高の支給額となりました。

「皆様のご協力により、2010年は成功の年となりました」と、Audi AG人事担当取締役のトーマス シギは述べています。「利益分配制度を通じ、従業員の皆様の優秀な業績に対する会社からの感謝の気持ちをお伝えできたと思います。」ベルギーとハンガリーでも利益分配金が支給されています。

アウディグループが擁する従業員数は、平均2.6%増加して59,513人(58,011人)になりました。そのうち44,299人(44,344人)がAudi AGの従業員で、インゴルシュタットには31,344人(31,409人)、ネッカーズルムには12,955人(12,935人)がそれぞれ勤務しています。

2011年の展望:120万台以上の販売、前年レベルの営業利益

「年初に行った予測を上回る業績で締めくくった1年の後ですが、2011年の立ち上がりも良好です。経済全体は昨年に比べて若干軟化する傾向はあるかも知れませんが、アウディは引き続き、成長を続けると考えています」と、シュタートラー会長はコメントしています。「しかしながら、金融市場と原材料市場の動きは依然としてリスクが高い状態にあり、注意を怠るわけにはいきません。」

1月〜2月の2ヶ月間に全世界で186,850台の車両を販売したアウディは、2011年を順調にスタートしたと言えます。これは、前年同期比で21.6%の増加です。ヨーロッパのマーケットは強力な成長を続けており、アウディの販売台数は17.5%の増加となる106,600台(90,686台)。ドイツ国内だけを見ると、アウディは年初の2ヶ月間でお客様に32,290台を納車したことになりますが、これは昨年の27,304台から比較すると18.3%の増加です。

同じ2ヶ月間で、41,122台(31,906台)のアウディが中国のお客様に納車されました。これは前年同期比で28.9%の増です。アウディは米国でも急速な成長を見せ、前年同期比22.3%増となる15,565台(12,726台)を販売しました。

シュタートラー会長は次のようにコメントしています。「今年、私たちは120万台を超えるアウディを世界のお客様にお届けしたいと思っています。それによって、新記録を樹立した2010年の成功を、途切れることなく継続できるのです。」「私たちは持続可能な成長を実現し、昨年と同じ高いレベルの売上利益率を達成することを目標としています」と、ストロットベックは付け加えました。

*( )内は、前年度の数値および対前年比の成長率です。




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