長尾会長を再選、専務に水田氏
カテゴリ:交通・観光(バス/タクシー/レンタカー) 2019-06-27配信 |
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令和元年度通常総会
兵庫県バス協会(長尾真会長) は6月12日、神戸市中央区の楠公会館で令和元年度通常総会を開き平成30年度事業報告、同決算、令和元年度事業計画、同予算を原案どおり承認した。 冒頭の挨拶で長尾会長は4月21日に三宮駅前で起きたバス事故に触れ、「日夜、安全輸送に務められていた神戸市バスでもこのような事故が起こってしまった。運転士の操作ミスだった。同業者としては一種の無力感を感じた。会員の皆さまも細心の注意を払いながら運行管理、乗務員教育をされていると思うが、なお一層、全てにおいて安全を優先するという意識を持って、取り組みを強化していただきたい」と、事故防止に向けて安全強化を呼びかけた。 そして「バス事業の課題は山積するが、中でも貸し切りバスは旅行業者の過大な手数料、協力金名目の運賃割り戻しは、国交省への報告義務となり、また運送法の処分対象となった。インバウンドへの対応も我々事業者間の連携が重要です。観光目的にはMaaSも有効と思う。流れに乗り遅れない様にしたい」と協力をもとめた。 役員改選では、長尾氏が会長に再任。中澤秀明・専務理事が今期限りで退任し監事に就任、後任に水田節男・前総務部長が就任。水田氏の後任の総務部長には新屋敷昭一氏が就任した。 最後に、来賓からの祝辞があった。栗原弥生・近畿運輸局自動車交通部部長は、「国際観光振興法の改正・施行に伴い、Wi-Fi利用、決済環境の整備、周遊パスの設定など、外国人観光客に対して公共交通の利便性の向上を図ることが事業所の努力義務となっている。リムジンバスの大半でICカードの利用、Wi-Fi利用が可能になっている」とインバウンド対策が広がっていると述べ、「国の補助制度も活用いただきたい」とさらなる拡充に期待を込めた。祝辞は廣田俊彦・兵庫県県土整備部県土企画局局長、難波宏明・兵庫県警察本部交通部参事官からもそれぞれあった。
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