シトロエンの100％電気自動車「C-ZERO」を使って世界一周を旅するワールドツアー、「ElectricOdyssey（エレクトリック・オデッセイ）」が日本へと上陸しました。8 ヶ月をかけて25,000 キロ、17 ヶ国を巡るこのツアーにシトロエンはオフィシャルスポンサーとしてC-ZERO の車輌提供を行っています。
今年2 月にフランス東部の街、ストラスブルグを出発したAntonin Guy、Xavier Degon のエンジニア2 名とシトロエンC-ZERO は、ポルトガルから海を渡りアメリカ大陸へ上陸、ニューヨーク-サンフランシスコ間の6,000 キロを横断し先週横浜港に到着、東京でのイベントを終え、5 月16 日に日本の最終目的地である長崎へ向けて出発しました。
100％電気自動車を使用するこの「Electric Odyssey」は世界初の試みで、シトロエンをはじめ、フランスの電力会社、モバイルソリューション、物流会社などの9 つの企業が協賛し、ワールドツアーが実現しました。また、約25,000 キロの全行程中の走行電力は、世界各国の“Plugger（プラガー）”と呼ばれる一般の方々のボランティアからの提供によるもので、2 人のエンジニアはこのPlugger を頼りに走行を続けます。
Plugger はインターネット上で募集されています。またFacebook やTwitter などのソーシャルメディアではリアルタイムでアドベンチャーの様子がレポートされています。

今年は、シトロエンの創設者アンドレ・シトロエンが行ったベイルートから北京までのハーフトラックによる中央アジア横断「Croisière Jaune 巡航(クロワジエール・ジョーヌ=黄色い巡洋艦隊)」からちょうど80 年の節目の年
になります。今回のElectric Odyssey ツアーは電気自動車の啓蒙と、シトロエンが持ち続けているアドベンチャーへの情熱をアピールする目的で企画されました。80 年後の今日、若い2 人のエンジニアは電気自動車で世界を巡り、様々な人々との出会いを求めて10 月のフランス・ストラスブルグのゴールを目指して走りつづけます。
シトロエンC-ZERO は2011 年に欧州で発売開始、三菱自動車の電気自動車をベースに製造されているシトロエン初の100％電気自動車です。なお、このモデルの日本での販売はありません。