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自動車ニュース
最終更新日時 2023-07-01
富士通テン 「第7回LCA日本フォーラム表彰“奨励賞”」受賞
LCA算出時間の大幅削減で環境配慮設計(DfE)を推進 |
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カーナビゲーションブランド「ECLIPSE(イクリプス)」を展開する富士通テン(株)(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長:重松 崇 資本金:53億円)は、「第7回LCA日本フォーラム表彰(*1)“奨励賞”」を受賞した。

同社は、環境配慮設計(DfE(*2))の評価システムを開発。LCA(*3)算出に伴う設計者のデータ入力時間を大幅に削減したことが評価された。

2010年12月10日(金)、東京ビッグサイトで開催される「エコプロダクツ2010」の会場で表彰式が執り行われ、事例発表を行う。

受賞テーマ
LCA算出に伴う設計者の入力時間の大幅削減
〜製品品番を入力すればLCAが算出できる情報システムの自社開発〜

受賞の背景
LCAの取り組みの重要性はすでに広く認知されるところですが、LCAを実施するにあたっての大きな悩みのひとつが、計算の煩雑さでした。
手計算では1週間以上の工数がかかるため、情報システムを用いた算出が必要になります。しかし市販のLCAツールでは部品ごとに素材情報を入力する必要があり、製品によっては1機種あたり20時間以上かかることもあります。
当社では、設計者のLCA算出に伴う入力負荷を軽減できるよう、「製品品番を入力するだけでLCAが算出できる情報システムの開発」をコンセプトとして取り組みました。
今回開発したシステムは、部品の材料情報を管理する社内情報システムと連動させることで、部品ごとのLCA算出・集計を完全自動化し、品番入力だけで素材・廃棄に関するLCA算出が完了するシステムを自社開発しました。その他、製造・物流・使用ステージに関する入力を含めても5分程度で算出が可能です。
.評価ポイント
LCA普及に課題である煩雑さという問題に取り組み、簡易な計算システムを開発し、LCAに伴う入力負荷を大幅に軽減できている。
LCAをDfEプロジェクトにも活用し、生産活動に違和感なく定着させていることにおいて優れており、今後のさらなる発展が期待される。

.

当社が開発したDfE評価システム
製品の環境配慮設計(DfE)のレベルを定量的に評価できる3つのシステムを開発しました。
(1)「LCA算出システム」  (2)「環境効率ファクター算出システム」  (3)「グリーン度評価システム」
部品表システムなど既存の社内情報システムと連動させることで、DfE推進に負担となる設計者の環境負荷量算出などの工数を大幅に削減できます。
特に、LCA算出システムにおいては、例えば、手計算では約20時間かかる作業を数分で完了します。
(2010年8月24日プレスリリース済み)
.今後のDfEの強化
当社では、製品環境アセスメント(*4)やLCAにより、法規制値や自主基準など一定の環境基準をクリアした製品を提供するよう努めています。現在、製品開発の企画段階からのDfEの強化に取り組んでおり、従来の「省エネ、小型・軽量化」といった製品開発に加えて、LCAや環境効率ファクターを指標とした、『更に高いところに目標を置いた製品開発』を進めるため、2009年度よりプロジェクトを組織して活動しています。開発した3つのシステムは、DfEを推進することに伴う設計者の負担を最小化するためのツールです。
現在、システム運用の枠組み整備を進めており、2011年度から全製品分野で運用を開始します。 当社では、このシステムを活用して製品価値向上と環境負荷低減を両立させ、より一層お客様に喜ばれる製品を提供してまいります。
.表彰式の概要
日時 2010年12月10日(金)13:30〜16:30
表彰式   13:30〜13:55
基調講演 14:00〜14:40
受賞者記念講演 14:45〜16:30(当社発表は15:15〜15:30)

場所 東京ビッグサイト 西3ホール(4F)ルームD
〜 エコプロダクツ2010会場 〔期間:12月9日(木)〜11日(土)〕 〜

□ 当社は同会場(東4-013)の「家電・照明」カテゴリーゾーンの『富士通グループブース』
にてエコ関連商品を展示しております。

用語解説
(*1)LCA日本フォーラム表彰:
LCA日本フォーラム(設立:1995年 会長:山本良一(東京大学教授) 事務局:社団法人 産業環境管理協会)が主催する表彰制度。2003年に制定。目的:「製品のライフサイクルから環境負荷削減に取り組む企業、組織、研究者を応援する」
(出典:LCA日本フォーラム ホームページ)

(*2)DfE:Design for Environment 環境配慮設計
製品のライフサイクル全体の環境負荷低減を目的として、製品の環境負荷の全容が定まる前の、企画段階において環境負荷を可能な限り低減させることを目指すこと。)

(*3)LCA:Life Cycle Assessment
原材料の採取から各製品の製造・流通・使用・廃棄に至るまで、全てのライフサイクルの各段階における環境負荷を定量的に評価する手法のこと。

(*4)製品環境アセスメント:
量産前の段階で、法規制への適合や省エネ・省資源などの環境対応を評価する仕組み。


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