Hondaの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッド（本社：バークシャー州スラウ 社長：西前 学）は、2012年9月27日（現地時間）に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。


Hondaは、パリモーターショー（プレスデー：2012年9月27日〜28日、一般公開日：9月29日〜10月14日）にて、以下を発表しました。

＜欧州シビック ラインアップの拡充＞
・ 欧州専用の「シビック（5ドア）」のラインアップを拡充すべく、ワゴン派生モデルの開発を開始しました。2013年中にこのワゴンをベースとしたコンセプトモデルをお披露目する予定です。
・ また、欧州におけるお客様の期待に応えるため、「シビック Type-R」の2015年投入を目標に、開発を進めています。
・ このType-Rには、2012年10月20日（土）／21日（日）に鈴鹿サーキットで開催されるWTCC（FIA世界ツーリングカー選手権）日本ラウンドより参戦する予定のCivic WTCCレース車の技術がフィードバックされます。Civic WTCCにはレース専用に新開発した4気筒1.6L直噴ターボガソリンエンジンHR412Eを搭載します。

・ また今回、シビックに新型1.6L i-DTECディーゼルエンジンを搭載したモデルを発表しました。この小型ディーゼルエンジンは、欧州で初めてとなる「EARTH DREAMS TECHNOLOGY（アース・ドリームス・テクノロジー）」

※1を採用し、CO2排出量は94g／km※2の燃費性能を達成するとともに、クラスで最軽量エンジン※3となっています。

＜欧州CR-V＞
・ 2012年9月末より欧州で順次発売となる第4世代「CR-V」量産仕様を発表しました。欧州向けの専用仕様となっており、四輪駆動に加え、燃費性能に優れる二輪駆動の設定も追加しました。2013年半ばには、新型1.6L i-DTECディーゼルエンジンを搭載したモデルも投入予定です。

記者会見で、Hondaの常務執行役員で欧州地域本社ホンダモーターヨーロッパ・リミテッド取締役社長の西前 学は、「Hondaは、今年から欧州シビックで参戦するWTCCの経験、技術を新型シビック Type-Rの開発にも反映し、ニュルブルクリンクでのFF最速を目指していきます。欧州シビックは、Type-R、新型1.6L i-DTECディーゼルエンジンのほかに、新たにワゴン派生モデルの開発も検討し、欧州におけるシビックシリーズをさらに強化していきます」と語りました。

※1 「EARTH DREAMS TECHNOLOGY」とは、エンジンなどの内燃機関、トランスミッションの効率向上やモーターなどの電動化技術の進化によって、優れた環境性能をベースにHondaならではの運転する楽しさを追求し、走りと燃費を高次元で両立させる次世代新技術群です
※2 Honda調べ（16インチタイヤ装着の場合の数値）。3.6L／100kmに相当
※3 Honda調べ（2012年9月末現在）