ゼネラルモーターズ(GM)社、 カナダでの研究開発に 8億5,000万カナダドル(約655億円)を投資
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ゼネラルモーターズ・カナダ(GMカナダ)社(カナダ本社:オンタリオ州オシャワ)※1は、このたび、2009年から2016年にかけて、カナダでの研究開発に総額8億5,000万カナダドル(約655億円)を投資する計画の概要を発表しました。
この投資により、2016年とそれ以降に続いて、ゼネラルモーターズ社とカナダの自動車部門に長期的かつ持続可能な発展をもたらすことになります。 今回のGMカナダ社の投資により、オンタリオ州は北米最大の自動車生産拠点として、より一層の発展が予想されます。 2009年に、カナダ連邦政府とオンタリオ州政府は、GMカナダ社が自動車業界で競争力を維持できるように105億カナダドル(約8,085億円)を支援しました。 オンタリオ州にはGMカナダ社を含むトヨタ、ホンダ、クライスラー、フォードなど世界大手の自動車メーカー5社と300社を超える革新的な部品メーカーが、88,000人の高技能労働者を雇用しており、2011年には北米全州で最大となる210万台以上の自動車を生産しました。 また、同州のオンタリオ工科大学(University of Ontario Institute of Technology)には、世界初の商業用自動車の研究開発およびイノベーションセンターであるAutomotive Centre of Excellence (ACE)があります。※2 GMカナダ社の社長兼マネージング・ディレクター(president and managing director)のケビン・W・ウィリアムズ(Kevin W. Williams)氏は、「当社およびカナダの自動車部門の未来と今後の可能性に大いに期待しています。GMは長きにわたりカナダでの技術革新をリードしてきましたが、今回の新規投資により、戦略的に重要な専門技術をさらに進化させます。 2009年だけでも、Canadian Engineering Centreの従業員による発明件数は、 ほぼ100件にのぼりました。これにより、私たちは顧客に一層優れた製品や サービスを提供することが可能になり、世界最高の自動車を設計、製造、 販売する当社の取り組みを促進させます」と述べています。 ※1 ゼネラルモーターズ・カナダ(GMカナダ)社について ゼネラルモーターズ・カナダ(GMカナダ)社は、オンタリオ州のオシャワに 本社を置き、従業員数は全国で10,000人を超えます。二酸化炭素の排出を 抑えた環境配慮型の製造手法を先駆的に採用していることでも知られています。 同社は、カナダ最大の自動車販売網を通じて、シボレー、ビュイック、GMC(ジーエムシー)、キャデラックなどの幅広いブランドの低燃費車と関連サービスを提供しています。 今回の投資計画の主な概要として、 1.オンタリオ州オシャワのCanadian Engineering Centreにおける最先端技術の研究開発(軽量素材、メカトロニクス、ソフトウエア、通信分野など)、 2.サプライヤーとの提携関係の強化、3.カナダ国内の大学、機関、サプライヤー、メーカーとの主要技術分野における技術連携の継続的な発展の3つが挙げられます。 ※2 Automotive Centre of Excellence (ACE)について 気候風洞実験室を併設した研究施設で、オンタリオ工科大学、GMカナダ、 オンタリオ州政府などの提携によって、総工費9,900万カナダドル(約76億2,300 万円)をかけ、2011年6月に開設されました。 ACEウェブサイト: http://gm-ace.uoit.ca/ ■ オンタリオ州の自動車産業について オンタリオ州は、北米の自動車生産の中心地です。 前述した世界の一流の自動車メーカーの他に、約300社を超える革新的な部品メーカーが拠点を置いています。また、米ミシガン州デトロイト市とオンタリオ州ウィンザー市を結ぶ約420kmの「コリドー(自動車回廊)」には、450社を超える活力に溢れた部品メーカーが集中しています。2011年には自動車生産台数が210万台を超え、北米の全州で首位に立ちました。2012年7月24日には、トヨタ自動車が同州のケンブリッジ工場においてレクサス3万台の増産を発表しました。 為替レートは1カナダドル=77円で計算 ■ オンタリオ州について オンタリオ州はカナダ経済の中心地となっており、カナダ全体のGDPの38%、 人口の39%、カナダの輸出品の39%がオンタリオ州に集中しています。 あらゆる規模の事業者に対する財政面や事業面でのサポート体制、イノベーションや研究開発を促進させる資金支援プログラム、G7の中で最も高い教育水準を誇る労働力などをベースにして、オンタリオ州は、カナダ最大の経済圏、かつ、北米でトップ10の経済圏となっています。 約200社の日系企業が、オンタリオ州に投資しており、ホンダ、トヨタ、日産、三菱重工業、カプコン、コーエイ、アステラス製薬、武田薬品工業、キャノンなどの主要企業が現地法人を置いています。日本はオンタリオ州の5番目の貿易相手国となっており、また、当州への海外資本投資額のうち、日本からの投資額が約9%を占めます。 2010年の日本の対オンタリオ州の輸入額は10億6,000万カナダドル、同輸出額は、91億6,000万カナダドルとなっています。 詳細は、「インベスト・イン・オンタリオ」 日本語サイトhttp://www.investinontario.com/Japan 、 「Ontario Exports」http://www.ontarioexports.com をご覧ください。 オンタリオ州政府サイト: http://www.gov.on.ca/ オンタリオ州政府経済開発革新省(Ministry of Economic Development and Innovation)サイト: http://www.InvestinOntario.com ■ オンタリオ州政府在日事務所について オンタリオ州政府在日事務所 (Ontario International Marketing Centre、東京都港区カナダ大使館内)は、日本とオンタリオ州の貿易・投資促進を図る目的で2006年6月、オンタリオ州政府経済開発革新省(Ministry of Economic Development and Innovation)によって、開設されました。 同在日事務所は、日本企業の投資誘致活動、オンタリオ企業・輸出業者への支援、日本の行政・媒体関係者の協調関係を深めるなど、様々な活動を通じてオンタリオ州の産業、ビジネスを紹介し、日加間のビジネス交流・貿易の促進に取り組んでいます。 URL: http://www.sse.gov.on.ca/medt/investinontario/jp/Pages/ontario_and_japan.aspx |
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