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自動車ニュース
最終更新日時 2023-07-01
ホンダ 第4戦ツインリンクもてぎ決勝 塚越広大選手が4位、伊沢拓也選手が6位入賞
スポット参戦の武藤英紀選手は10位完走を果たす |
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8月7日(日)、栃木県・ツインリンクもてぎにおいて、2011年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦の決勝レースが開催されました。

3月11日に発生した東日本大震災により、コースの一部が損傷したツインリンクもてぎでは、6月15日までにロードコースの補修作業を完了。7月2〜3日には初のビッグイベントとなる全日本ロードレース選手権を開催したほか、7月9〜10日には4輪耐久レースの“Joy耐”を開催し、今回のフォーミュラ・ニッポン第4戦に向けて万全の受け入れ態勢を整えました。

第4戦でも前回の富士大会に続いて決勝レース中に2回のピットストップとタイヤ交換が義務づけられました。ただし、レース距離は前回の200kmよりも長い250kmとなるほか、ツインリンクもてぎと富士スピードウェイではコースの性格が大きく異なります。さらに、コースの補修作業にともなって大幅に再舗装された路面の状況もチームにとっては不確定要素となるため、今回も予断を許さない熱戦となることが期待されました。

また、昨年までインディカー・シリーズに挑戦し、今シーズンは#10 小林崇志選手とともにSUPER GTに参戦している#11 武藤英紀選手が、小林選手と同じHP REAL RACINGよりスポット参戦することも、本大会の話題の1つとなりました。

週末のスケジュールは、土曜日の午前中に1時間のフリー走行1回目を行ったあと、午後にはF1と同じノックダウン方式による公式予選を実施。日曜日は午前中に30分間のフリー走行2回目を行い、14時30分に決勝レースがスタートするスケジュールとなりました。

ここ数年来の猛暑に比べればいくぶんしのぎやすいものの、8月初旬の栃木県地方の最高気温は30℃前後の夏日、真夏日が続いています。8月6日(土)も曇り空ながら蒸し暑い一日となり、公式予選が始まる13時50分には気温34℃、路面温度44℃を記録しました。

出場17台から13台に絞られる公式予選の第1セッションでは、地元栃木県出身の#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が気迫のこもったドライビングで1分35秒921のトップタイムをマーク。さらに#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)は1分36秒298で4番手、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は1分36秒487で8番手、小林選手は1分36秒507で9番手、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は1分36秒650で10番手、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は1分36秒765で11番手となり、以上6名が第2セッション進出を決めました。

一方、武藤選手は1分37秒049で15番手となり、この時点で15番グリッドから決勝に挑むことが確定しました。

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公式予選の第2セッションでも引き続き塚越選手が奮闘し、1分36秒178で4番手につけます。5番手は1分36秒427を記録した山本選手。伊沢選手は1分36秒536をマークして8番手につけ、以上3選手が第3セッション進出を果たしました。一方、小暮選手は9番手、小林選手は10番手、中嶋選手は11番手で、いずれも第2セッション突破はなりませんでした。

続く第3セッションで、塚越選手は第2セッションのタイムを0.7秒近く上回る1分35秒489を記録、3番グリッドを手に入れました。伊沢選手も1分36秒を切る1分35秒943をマークして5番グリッドを獲得。1分36秒044を記録した山本選手は7番グリッドからのスタートとなりました。

決勝レースが行われる7日(日)、サーキット周辺は午前中こそきれいに晴れ上がっていたものの、昼過ぎになると雲が広がり始めました。ただし、上空は全体的に明るく、すぐに雨が降り始める気配はありませんでした。

14時30分より1周のフォーメーションラップが行われたあと、17台のマシンはスターティンググリッドに整列し、レッドシグナルの消灯を合図に52周の決勝レースが始まりました。

スタートで大きな波乱はなく、7名のHondaドライバーは3位の塚越選手を先頭に、5位に伊沢選手、7位に山本選手、9位に小暮選手、10位に小林選手、15位に武藤選手、16位に中嶋選手というオーダーでオープニングラップを走り終えました。

6周目に最初のピットストップを行った山本選手を先頭に、20周目までには全Hondaドライバーが1回目のピットストップを終えました。ただし、山本選手は右リアタイヤの交換に時間がかかったため、3輪のみ交換してコースに復帰しました。この結果、山本選手は4輪を交換する義務をまだ消化していないと見なされ、あと2回のピットストップが必要となってしまいました。

20周目の段階で塚越選手は5位。伊沢選手は7位、中嶋選手は9位、小暮選手は10位、武藤選手は13位、小林選手は14位、そして山本選手は15位というオーダーです。

21周目、9位争いを演じていた小暮選手は、90°コーナーの出口付近でライバルと接触。ここで単独コースアウトを喫し、惜しくもリタイアとなりました。

同じ21周目、山本選手は再びピットストップを行い、義務づけられていた1回目の4輪交換を終えました。

2回目のピットストップを最初に消化したのは中嶋選手の26周目。これから36周目までの間に小暮選手を除く6名のHondaドライバーはピットストップを行いました。その直後の37周目、塚越選手は5位につけていましたが、このとき2位を走っていたドライバーはまだ2回目のタイヤ交換を行っておらず、このドライバーがピットストップを行った39周目に塚越選手は4位に浮上しました。同じ39周目、伊沢選手は6位、中嶋選手は9位、武藤選手は10位、山本選手は14位、小林選手は15位で周回を続けています。小林選手は31周目に行った2回目のピットストップの際、規定の位置に止まりきれなかった影響で作業に40秒近くを要し、ここで15位に後退してしまいました。

結果的に5名のHondaドライバーはこのままの順位で52周のレースを走りきり、塚越選手は4位、伊沢選手は6位、中嶋選手は9位、武藤選手は10位、山本選手が14位、小林選手は15位でフィニッシュしました。

この結果、ドライバーのポイントスタンディングでは、塚越選手が通算18ポイントで4位の座を守り、伊沢選手が11ポイントで7位、小暮選手は10ポイントで8位、山本選手は5ポイントで10位、中嶋選手は1ポイントで12位となっています。

フォーミュラ・ニッポン第5戦は9月3〜4日に鈴鹿サーキットで開催されます。



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