株式会社ゼットエムピー
　株式会社ゼットエムピー（本社：東京都文京区、代表取締役社長：谷口 恒）は、当社の9軸ワイヤレスモーションセンサ& SDK「e-nuvo IMU-Z」の利用者に対し、建物やエレベータ、設備機器等の地震による揺れを多角的に計測可能なアプリケーションを無償配布することといたしました。今後、新規に「e-nuvo IMU-Z」をご購入頂くお客様にも、無償で提供いたします。
「e-nuvo IMU-Z」は、X軸、Y軸、Z軸の3方向に生じる加速度を計測する３軸加速度センサに加え、回転の速度（角速度）を計測する３軸ジャイロセンサ、方角を計測する３軸の地磁気センサを搭載しています。「e-nuvo IMU-Z」を計測対象物に設置し、本アプリケーションにて計測を行うことにより、地震による揺れを加速度だけでなく多角的に計測することができます。
当社は、2010年より「e-nuvo IMU-Z」を販売し、全国各地で多数の大学・高等専門学校・企業の皆様に研究開発や教育用途でご活用頂いております。
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震後も、異なる震源地での地震や余震が頻発しておりますが、当社といたしましては、本アプリケーションを提供することで、地震による揺れの特性や設置環境との関係性の研究、或いは揺れを制御するアプリケーションや建築技術の開発等々、災害を抑制する技術開発に貢献して参りたいと考えております。
【計測アプリケーションの概要】
3軸加速度、3軸角速度（ジャイロ）、3軸地磁気、の各センサについて、計測を開始するしきい値、及び計測期間を設定。設定したしきい値を超えると測定を開始し、任意の期間のデータを保存します。データは測定時間とともにCSVにて出力され、表計算ソフト等で確認が可能です。