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「新入社員研修会」を開講 自動車販売店協会兵庫県支部 (1/2)
社員1人ひとりが会社を代表して心から声を発す
石川部会長が強調
 自販連兵庫県支部(松本和幸支部長)は5月14日、兵庫県中央労働センターで「新入社員研修会」を開講し、200人が参加した。昨年に続き2回目で「先輩社員からのアドバイス」など内容を充実させ、資料の充実度も目を引いた。

 開講に先立つ、総務管理部会長の石川辰二ホンダクリオ明舞社長の主催者挨拶は、講演第一号ともなった。

 石川社長は「高速道ETC割引で走行が増え、さらにエコカー補助金制度の補正予算が通ればユーザーの購買意欲が更に増すと期待している。景気後退局面にあって予断を許さないが、健全経営とコンプライアンス、環境と安全、CSヘ積極的に取り組む必要を十分認識してほしい。今日は今後の業界を背負って立つ方々に来ていただき、社内研修もあるかと思うが、我々も皆さんの力になろうと充実した内容でお届けする。ビジネススキル、ヒューマンスキルを高めて、自覚と責任を持って業務に取り組んでほしい。セールスは車を売る前に感動を売ってほしい。物は人とのコミュニケーションで売っているので、自分次第ということになる。何より清潔と美化が大切。フレッシュな皆さんが一番ふさわしい。サービスは大きな声で『いらっしゃいませ』『ありがとうございます』と発しよう。笑顔と大きな声で安心感を与えられる。サービス工場はディーラーにとって玄関口になり、お客様は安心を買いに来られる。『おもてなしの心』は、一人ひとりに対して行われるもの。『いらっしゃいませ』で終わらず、椅子を少し引いて『どうぞお掛け下さい』と行動も伴うこと。言われてやるのではなく、自分の心からでないと伝わらない。社員一人ひとりが会社を代表している」。

 平田博美専務は、保有期間と平均使用期間の長期化、新車販売や保有台数の減少、少子高齢化などの市場や自動車業界の現況と共に、ディーラービジョンにある将来への提言のうち「顧客定着化への仕組み構築に重点投資を」は「取引回数増と、その際の割安感」と、「人財力による店のブランドで勝負する時代」は「他業種で進んでおり業界にも波及しそう。『トップセールス』では『仕事というのは御用聞き』『車を売るということはその人の将来に影響する』」と説明を加えた。

 続いて、和田誠志業務本部長から「検査・登録の手続き、税の仕組み」、下村通義業務部代行センター姫路分室長から「自販連兵庫県支部の業務概要」を説明。昼食を挟み、大道珠美T・O・コンサルティングファーム能力開発コンサルタント代表による接遇マナー研修に3時間をかけた。