自動車ニュース
タクシー地域協議会へ積極参加 近畿運輸局 (1/2)
地域協議会へ積極的に取組む
譲渡譲受の申請は粛々と審査
 近畿運輸局の長井総和自動車交通部長と松川隆男自動車監査指導部長は、5月21日定例部長会見を行った。

 冒頭で長井部長は「タクシーは地域にとって重要な公共交通機関であり、機動性やニーズへの対応という面でも優れている。一生懸命に努力されている方々が報われるように行政としてやれることをやっていきたい。環境整備、ブランド作りをやっていきたい。最重要課題は、新法が成立すれ速やかに実施していくことです。地域協議会を立ち上げるというのは新法の一つの目玉です。その為の準備を進めていきたい。名義貸しについては3月末で猶予期間が終了しているので今後、即時処分を行い厳正に対処したい」と述べ、

 松川部長は「監査の強化はもちろんのこと、事業者の育成に関わっていき、新たな社会的ニーズに応え効果的、効率的な監査行政に努めたい。予防的な監査を重点的に行っていきたい」と抱負を述べた。

 神戸のタクシー年金基金について、長井部長は「昨日、直接関係者から話を伺った。関係者の間でもっと話をしていただきたい。債権者と債務者は民民の関係であるので、基金の方で債務逃れなどをどうすれば防げるのか知恵を絞って頂きたい。道路運送法の申請ではその内容を粛々と審査するしかない。譲渡譲受の申請については、契約が司法的に有効なものなのか、実施可能な状況にあるのかが審査のポイントになる。厚生労働省の担当課長とも直接意見交換ができたので有意義だった。今後も厚生労働省と意思疎通を図り円滑な解決に役立てば」と述べた。