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近畿運輸局が21年度監査計画を発表
バス・タクシーで575件 トラックで575件を予定
 近畿運輸局は5月26日、バス・タクシー・トラック事業を対象にした平成20年度の監査及び処分状況、平成21年度の監査計画などを発表した。

 これによると、平成20年度の監査実施状況はバス会社174社(内特別監査3社、巡回監査84社など)、タクシー会社402社(内特別監査7社、巡回監査175社など)、トラック会社545社(内特別監査3社、巡回監査218社など)を対象に監査を実施した。
 行政処分の状況はトラック事業者2社に事業許可の取り消しを、タクシー事業者1社とトラック事業者3社に営業所の事業停止を行った。車両停止処分の状況はバスで23件・1千205日車、タクシーで96件・6千210日車、トラックで167件・1万3千583日車だった。主な違反内容は、バス事業で点呼違反39件、運転適性診断受診違反24件、タクシー事業では過労運転防止違反が103件、点呼違反が95件乗務等の記録違反77件、トラック事業は点呼違反272件、過労運転防止違反が109件だった。

 また、新規参入や増車に係る監査件数はタクシー事業で66件、バス事業で35件。21年度の監査計画は、重点監査月間をバスで10月、タクシーで来年2月、トラックで6月に予定し、バス・タクシーで575件(内特別・巡回監査208件、呼出監査312件など)、トラックで575件(内特別・巡回監査208件、呼出監査312件など)を見込む。