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優良運転者表彰68名が受賞 東阪神タクシー協同組合
 1年間、無事故・無違反のタクシー運転者を表彰する平成21年優良運転者表彰式が3月4日、尼崎市中小企業センターで開かれ、東阪神タクシー協同組合(植田清周理事長)の加盟18社から68名が選ばれた。

 本表彰式は昭和43年から始まり通算43回目。平成12年に表彰規定を改正してからは今回で10回目となる。来賓に、勝田年和氏(兵庫陸運部長)、河本晴夫氏(兵庫県警尼崎北警察署長)らが出席し、祝辞を述べた。

 植田会長は「皆さんは1400名の中から選ばれた、優良運転者。不況の中、多様なニーズが求められている。接客の第一歩はあいさつ。タクシーが公共交通機関として安心・安全で快適なサービスを提供し、東阪神地域を元気にして欲しい」と述べた。

 勝田兵庫陸運部長は「昨年7月からは人口150万人以上の都市圏でタクシーの評価制度を導入しようと行政側も試行錯誤している。乗り場を整備し分かりやすくしようとしているのもその一つ。」と県内のタクシー業界の状況に触れながら祝辞を述べた。

 河本尼崎北署長は「尼崎は自転車との接触事故が多い地域。タクシーは走行距離が長く無事故で勤めるのはなかなか難しい。また、タクシーを利用するお客さんも様々で世相を反映している。そんな中で、安全を全うし安全運転に勤めたからこそ、皆さんは優良運転者に選ばれた」と話した。

 受賞者を代表して、久保田民義さん(和光タクシー)が「出会いを大切にして、より一層の乗客サービスに努めたい」と謝辞を述べ、五十嵐一俊商都交通専務が「安全運転のリーダーとしての活躍を期待している」と受賞者に呼びかけ、閉会の辞を述べた。