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年頭所感― 日本自動車査定協会 兵庫県支所長 高倉 成之 |
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謹んで新春をお祝い申し上げます。 昨年は、新型コロナウイルス感染症のまん延防止等重点措置が全面解除され、国や国民の対応が予防一辺倒から、一定の警戒をしつつも色々な活動を再開する方向へ動き、ウィズコロナを実践する社会へと変化したように感じる年でした。 社会活動の回復に伴った需給バランスの崩れに、ロシア軍のウクライナ侵攻、円相場の急落といった外的要因も重なり、物価に上昇圧力が掛かっています。自動車業界も半導体不足による供給不足から抜け出せず、なかなか先の見通せない状況です。 当協会におきましても、新車登録台数の減少や、オークション検査台数の減少など事業環境は厳しさを増しております。 このような環境の中ですが、2年連続で中止となっていた兵庫県査定士技能コンテストの開催と、年2回の査定士技能検定試験を行う事が出来ました。ご協力いただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。 査定協会は、業務効率化と信頼性の向上を可能とするタブレット端末を使用した査定システムと、お客様の品質に対する疑問に応える車両状態証明書の普及をさらに推し進め、時代に即した対応と信頼の獲得を図ります。また、感染症対策を講じつつ、査定力向上に寄与する研修会や、各販売店の検査員への監査やコンサルティング業務を行い、中古自動車の査定を通じて自動車業界の健全なる発展に努めます。 査定システムや車両状態証明書発行システムの更新や開発にも尽力致します。 その他、修復歴に特化した映像教材やeラーニング教材の作成、オークション事前検査、輸出中古自動車に関連する事業など、各種事業を積極的に進めて参りますので、本年も引き続き、ご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。 |