自動車ニュース
令和4年度 交通安全功労者等表彰式
「関係機関・団体との連携を緊密に」塚本会長

兵庫県交通安全協会(塚本哲夫会長)は9月7日、神戸市にある楠公会館で令和4年度交通安全功労者等表彰式を開催した。

塚本会長は交通安全への功労と活躍に敬意と感謝を述べたあと「県下の交通情勢は昨年と比べて、人身事故の発生件数、負傷者ともにやや減少しておりますが、亡くなられた方が大幅に増加しております。当協会としても、現状を踏まえ、兵庫県や県警察の指導をいただき、関係機関・団体との連携を一層緊密に保持し、安全で快適な交通社会の実現に向けて各種施策を着実に粘り強く推進して参りますので、よろしくお願いします。」とあいさつした。

続けて角田正文・兵庫県警交通部長は「9月21日から行われる秋の交通安全運動を契機として、横断歩道における歩行者の安全確保のために「横断歩道合図(アイズ)運動プラス」、飲酒運転根絶のための各種の対策、自動車の運転者へのハイビームの活用促進、二輪車や自転車の利用者に対する交通事故防止への意識向上の活動を強力に推進していく。みなさまにおかれましても、県下の交通事故防止に一層のご支援とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします」と引き続き協力を求めた。

来賓の祝辞で、山名生也・兵庫陸運部長から「秋の交通安全が今月21日から実施されます。兵庫陸運部としても、より高度な安全性が求められる事業用輸送車の安全を確保するために、バス、タクシー、トラックといった運送事業者への事業所に立入査察を実施し、自動車の運行事業者、運行管理者等に対して安全運動の徹底を図るよう指導していきます。

みなさまとともに安心安全な車社会の構築に向けて努力していく所存です」と安全運動の徹底を図るとした。続けて、大内政照・兵庫県県民生活部生活安全課交通安全官から「兵庫県では、歩行者の安全を徹底するために、昨年の12月から横断歩道歩行者優先宣言の事業所を募集し、現在、1,653事業所から賛同を得て活動し、また、これに先立ち平成19年から開始している飲酒運転追放宣言では、3,726事業所に賛同を得て活動しております。

これらの取り組みは、みなさまのご尽力により、その輪が広がっていることに感謝申し上げます」と祝辞を述べた。

表彰式では、交通安全功労者として、松井美智代氏(高砂)ら27名に、交通安全功労団体として尼崎信用金庫などの21団体に贈られた。その他、優良運転者表彰(金賞、銀賞)、優良交通従業員表彰、近畿交通栄誉賞、緑十字銅章の表彰も行われた。