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常任理事会・総務委員会合同会議 (書面開催)
燃料高騰対策の推進等、最重点施策に

兵庫県トラック協会(原岡謙一会長)は3月7日、常任理事会・総務委員会合同会議(藤原康雄委員長)を、新型コロナウイルス感染防止のため、書面にて開催し、議題としては、令和3年度第3回理事会開催、令和3年度運輸事業振興助成交付金事業会計補正予算、令和4年度事業計画、令和4年度一般会計収支予算、会長表彰候補の選定など10項目の全議案を承認した。

令和3年度第3回理事会開催は、3月22日に兵ト協総合会館にて開催予定だ。なお、新型コロナ感染状況により、開催方法は変更となる。

令和3年度運輸事業振興助成交付金事業会計補正予算は、新型コロナの影響で中止となった、トラックの日行事やセミナーなど、開催経費等の削減分については「コロナ対策備蓄備品購入」等に充当していく。

令和4年度事業計画については、最重点施策として、燃料高騰対策等の推進、「標準的な運賃」の活用等による適正な運賃・料金収受、荷主対策の深度化の推進、長時間労働の是正及び取引環境の改善等への適切な対応、多様な施策による良質なドライバーの人材確保、交通及び労災事故の防止対策の推進、高速道路料金の割引の拡充及び重要物流道路等広域道路ネットワークの整備など使いやすい道路の実現、新技術を活用した物流DXの推進の8項目とした。

令和4年度一般会計収支予算については、事業活動収入計は会費収入と雑収入の計2億2,326万2千円を計上、一方、支出は6月に開催予定の第64回総会経費を計上しているほか、令和2年度の会員に対する「新型コロナ対策支援事業(会費の9カ月分免除)」にため、施設等運営事業特別会計から借り入れした6千万円について、今年度に続き3千万円を同特別会計へ返済する。

会長表彰候補者の選定いついては、経営者11名・中間管理者2名・運転者11名の推薦が支部からあった。次の理事会で承認を得れば、6月開催予定の総会で表彰予定となる。
その他では、「標準的運賃」の届出状況について、全国平均が60.6%に対し、兵庫県は17.8%で全国ワースト3位と低い届出率である。