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あいおいニッセイ同和損保ステッカー贈呈
「歩行者優先の定着と事故防止に役立てたい」黒河内専務

あいおいニッセイ同和損保(河上直人神戸支店長)は2月21日、あいおいニッセイ同和損保神戸ビルで、横断歩道歩行者優先啓発ステッカー贈呈式を開催した。今回作成したステッカーを交通安全活動に役立てる目的として、兵庫県交通安全協会(塚本哲夫会長)に贈呈する。

開催の挨拶であいおいニッセイ同和損害保険の河上支店長は「ここ数年は、事故を起こさない保険、それをコンセプトにドライブレコーダーと保険会社をつなぐテレマティクス自動車保険で事故を事前に防止する、また頻発する気象災害においては、被害建物棟数を予測したり、リアルで案内を出すcmap(シーマップ)の開発など、事故を起こさないことを念頭にしています。県内では昨年人身事故は減ったものの、死亡事故は若干増えたということで、兵庫県警様と横断歩道の事故を防ごうということで、兵庫県内の交通事故防止の要であります、交通安全協会と共に今後とも事故防止にお役に立てたら」と啓発ステッカー贈呈の趣旨を述べた。

贈呈を受けて、兵庫県交通安全協会の黒河内豊専務は「県下の交通行政につきましては、多くの関係者の御努力により長期的には減少傾向でありますが、昨年は114名の方が亡くなられ、その詳細は依然として高齢者が63.2%を占め、その内歩行中の死者が50%を占めているほか、長期にわたり重い障害に苦しむ方々がいまだ多数おられます。また、先般日本自動車連盟が公表しました、信号機のない横断歩道における一時停止の調査結果では、兵庫県下の停止率は全国で13番目となる43%で全国平均よりは上で、昨年の57.1%から大きく低下したということでございます。県、警察、関係団体等が一丸となって、歩行者、特に横断歩行者が被害となる交通事故の放置を喫緊の課題と位置付けまして様々な活動を強力に推進している中、このような啓発グッズのご提供を賜りました。運転者に対し、横断歩道における歩行者優先のさらなる定着と、交通事故防止に役立てたいと考えている。有効に活用させていただきます」と謝辞を述べた

なお、今回贈呈した横断歩道歩行者優先啓発ステッカーは12,500枚。兵庫県交通安全協会は、春と秋の全国交通安全運動、夏と冬にある県の交通安全運動の期間などを通じて配布し活用予定だ。また、協会に問い合わせをすれば、在庫状況によりステッカーを配ることも検討している。