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近畿運輸局長と大阪府自動車関係団体長懇談会
「課題解決に懸命に努力する」金井局長

金井昭彦・近畿運輸局長と大阪府自動車関係団体長(20団体・3機構)との懇談会が10月27日、ホテルプリムローズ大阪で開かれた。懇談会には、近畿運輸局から局長ら幹部3名が出席した。自動車関係団体からは大阪自動車会議所(大阪自動車販売店連盟会長)の久保尚平会長のほか、大阪府自動車整備振興会の山本昇会長や大阪府トラック協会の中川才助会長、大阪タクシー協会の坂本栄二会長、大阪バス協会の塩川耕士会長らが参加し、各業界を取り巻く現状と課題について意見交換した。

団体を代表して久保尚平・大阪自動車会議所会長(大阪自動車販売店連盟会長)は「新型コロナウイルス感染症の影響で、国内の観光は大打撃を受け、バス・タクシーの需要も減少し厳しい状態だ。また、世界的な半導体不足など、自動車部品の調達も停滞、自動車製造業には大きな影響を与えている」と業界の状況を述べ、「国土交通省のご指導ご支援を賜りながら、課題解決に向けて懸命な努力を続けていく所存。限られた時間の中で、各関係団体のご理解を深めていただき、ご指導をお願いしたい」と挨拶を述べた。 

これを受けて金井局長は「新型コロナウイルスの影響により、観光需要に大きな影響を与えたと改めて感じた。2025年までの大阪万博に向けて、感染対策をしながら観光需要を戻していきたい」と述べ、また「自動車では業界全体では、人手不足などさまざまな課題がある。しっかり一つひとつの解決策を探り、実行することが重要だ。みなさまから様々な状況についてお聞かせいただき、忌憚のない意見交換ができればと考えている。そのうえで対策を講じていきたい」と今後の課題と支援について語った。

このあと各団体から現状と課題について報告があり意見交換した。

なお当日は柳瀬孝幸・近畿運輸局自動車交通部長、伊藤徳男・大阪運輸支局長、中野恒夫・同次長、中西克之・大阪運輸支局首席企画専門官が陪席した。