自動車ニュース
NASVA兵庫支部
安全マネジメント内部監査講習会開催

自動車事故対策機構兵庫支所(河島武一支所長)は7月29日、独立行政法人自動車事故対策機構 兵庫支所で「NASVA安全マネジメント 内部監査講習会」を開催した。

講習会では、藤林祐記同支所チーフがテキストを用いて、安全管理体制に係る内部監査の解説、監査の具体例、情報公開等に関することなど8つの項目について説明があった。その要旨とは、内部監査は利害関係のある団体等(第二者監査)と国や審査期間等独立した組織の行う(第三者監査)の「外部監査」と別の、事業者自身又はその代理人が行う「第一監査」のことである。
目的は、安全管理体制の「適合性」と「有効性」を検証すること。内部監査は面談調査(ヒアリング等)と文書・記録類の確認。年1回は実施、重大事故等発生は臨時な監査を実施。内部監査の実施にあたっては「経営トップの率先垂範が大切」。監査要員の選定には、独立性、客観性、公平性の確保、業務遂行の知識、技能と、人とコミュニケーションのとれる者。又内部監査要員の力量を定期的に把握することが重要。内部監査で経営管理部門の留意点は監査要員が被監査部門から干渉されないこと。又、被監査部門から提供した情報・問題点によりその責任が追及されることのない仕組み。内部監査要員の心構えは、偏見を持たない。情報は必ず記録することである。また、客観的証拠により確認。問題点、不具合を無理に探さない。文書、記録類は、相手の了解を得る。質問は「はい」「いいえ」で終わらない質問(オープン・クエスチョン)を心がける。質問は「5W1H」で行う。PDCAで質問する。不具合の明確化と再発防止策の策定と是正措置を確認し、監査初見を作成する。監査対象が適合か不適合を明確にすることだ。                                                                                                                        

また、講習会の後半には、内部監査についての理解をより深めるためにグループワークを行った。