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新副会長に大久保、河村両氏を選任
「力を合わせ難局を乗り越えたい」(吉川会長)

 兵庫県タクシー協会(吉川紀興会長)は6月29日、神戸市中央区の兵庫県タクシー会館で令和3年6月通常総会を開催した。

新型コロナ対策で、兵庫県は「まん延防止等重点措置」地域であることから、会員には委任状を取りつけ最小人数の出席としたため、委任状106人、出席者は15人だった。

 総会は、令和2年度事業報告、同決算(財務諸表)報告、五十嵐一俊副会長(和光グループ)ら一部理事の辞任に伴う役員補充選任、また当日開いた理事会で選出の大久保恵美((株)山手モータース社長)、河村 山((株)国際興業神戸取締役)両氏の副会長選任、奥篤専務理事の退任と下谷富雄参与の専務理事昇格を承認した。

 吉川会長は挨拶で、コロナ禍で県下各市、自治体への支援要請活動をふり返って「UDタクシー導入や妊婦タクシー乗車券の継続、空気清浄機の購入補助、神戸市のタクシー乗務員へのコロナワクチン接種等各自治体への要望が実を結んだ。しかし人流が制限され、タクシー需要が停滞する。国や県各自治体へ色々と要請しなければならない。人の移動なくしてタクシー事業は成り立たない。こんなときこそお互い信頼し合い、力を合わせて難局を乗り越えたいと思う。ご協力ください」と呼びかけた。
なお、最後にライドシェアと称する白タク行為を断固阻止する決議を採択して閉会した。