自動車ニュース
災害時の電源確保で
全国初! 「電気自動車を活用した災害連携協定」の締結
兵庫日産、日産プリンス、兵庫三菱の3社


神戸運輸監理部(石原彰運輸監理部長)と、兵庫日産自動車(株) (西川博之代表取締役)及び日産プリンス兵庫販売(株) (長手繁代表取締役)、兵庫三菱自動車販売(株)(西原興一朗代表取締役)は3月15日、災害時における電源確保に向けての協定を締結した。

協定内容は、大規模停電が発生した際に、電気自動車(EV)「日産リーフ」、「三菱アウトランダーPHEV」を電力源として活用し、自動車検査、登録業務端末を稼働させることにより、業務を実施させることとなっている。

神戸運輸監理部 魚崎庁舎(兵庫陸運部) 2F会議室での協定締結式には、石原運輸監理部長と西川社長及び長手社長、西原社長が協定書を交わした。石原運輸監理部長は「平成30年9月に台風21号により高潮被害で停電が発生し数日間停電となった。これを教訓に電源確保に努めてきた。今回の協定は全国初となる。他の事業所でも今後このような締結が増えるのではないか」と述べた。

西川兵庫日産自動車社長は「電気自動車は快適な移動手段でなくお客様のライフスタイルの変革や社会との新たな関係を作り出す車。今回の連携協定は、電気自動車だからこそできる社会のサポート。電気自動車の価値をお客様に理解してもらえるよう努めるとともに防災等の取り組みに少しでも貢献できるようサポートしたい」とした。

西原兵庫三菱自動車販売社長は「一番大事なのは実際に動かすときに、どこのだれが、どうゆうふうに依頼をはじめて、どうゆうふうに動くのか、次のステップは、緊急時における指揮命令系統を決めること。具体的に仕組みとして使える形にしていくことが大切だ」と語った。

兵庫陸運部は、実用に向けた実証を重ねていくとしている。またトヨタ系ディーラーとも同様の連携協定締結の意向も伝えられているとした。