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兵ト協第3回理事会リアル開催
「標準的運賃の届出を支部でサポートする」福永会長

兵庫県トラック協会(福永征秀会長)は3月19日、第3回理事会を開催。
令和2年度運輸事業振興助成交付金事業会計補正予算、同3年度事業計画、同収支予算、会員の入会の承認など協議すべて原案どおり承認した。

福永会長は、「標準的運賃の届出が少ない、届出しないと運賃が上がらない。一部に誤解もありそうだ。全ト協は総会までには5割、新年度には8割の届出を目指している」と報告。兵ト協としても各支部単位のセミナーを開き、取り組むこととした。
出席理事から「荷主もコロナで大変で、この状態で標準的運賃をめざすのはむずかしい。協会が「ヒナガタ」を作って旗振りしてくれないか」と要望したが福永会長は「協会としては公正取引委員会もあり、各支部で取り組んでほしい」と述べ、西川孝秀専務も「HPの活用等で届出を支援する」と述べた。

新年度の事業計画は、(1) 新型コロナ感染症対策等の推進 (2) 標準的な運賃の浸透。適正運賃・料金の収受の推進など7項目の最重要施策、燃料対策等の推進など5項目の重要施策を柱とする13項目の具体的活動を決め例年どおりの施策を行う。

予算は、一般会計の収入2億2千166万円、支出2億5千905万円となった。約3700万円の赤字は前年度繰越金で賭う。交付金会計は前年度同額の5億6千334万円を見込んでいる。別に全ト協助成2千万円も予算化した。

会員の入会承認は、18社あり全員承認した。なお5社退会した。役員の改選に伴う本部各支部の役員定数は常任理事会提案のとおり承認した。内容は現行どおり、57理事3監事となっている。6月開催予定の総会で候補を承認決定する。各支部では5月中旬まで推薦候補を選任する。

審議を終え、支部からの要望として、村上功(東部支部長)常任理事、前原幸喜理事らから、「トラック教室(交通安全教室)の小学生・中学生や高齢者の講習で、歩行者や自転車走行車などの目線からみたビデオを作成してほしい。いまあるのはドライバー側のモノが中心で、小学生・中学生向けのビデオ作成の検討を」と発言があった。藤原康雄担当副会長からは「今年はトラックの日のイベントも開く予定。交通対策委員会で検討して、予算化に取り組みたい、少し時間を頂きたい」との回答があった。