自動車ニュース
年頭所感― 日本自動車査定協会 兵庫県支所長 高倉 成之
査定士技能向上へ活動強化
平素は、当協会の運営に格別のご理解を賜り、厚く御礼申し上げます。
皆様のおかげをもちまして本年も無事に新年を迎えることができ、皆様方のご支援、ご協力の賜物と、心より感謝申し上げます。本年も引き続きご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

昨年より前任の山地から引継ぎ支所長を拝命しておりますが、新型コロナの流行により、査定士教育関係では、中古自動車査定士技能検定試験以外の積極的な活動が叶いませんでした。

激動の令和ですが、本年が安心して暮らすことが出来るように、順調に回復することを願っております。そして査定協会も、本来業務である査定士の技能向上に資する活動を積極的に実施して参りたいと存じます。

さて、自動車業界においては、平成31年度末時点でのハイブリッド車保有台数が9,326,574台、電気自動車保有台数が119,159台と順調に数を増やしています。令和2年度も順調に推移し、エコカーはごく一般的な車となり誰にでも身近な存在となってきました。高齢化に伴いメーカー、政府ともに積極的に普及を推進している安全技術が搭載された先進安全自動車(ASV)も順調に普及している状況です。前年に引き続き自動車における安全技術・電動化・自動化への技術の進歩がひと際目立った一年であったと思います。

色々と変化して行く環境の中、査定協会と致しましては、敏感に変化を感じ取り、査定協会としての役割を積極的に果たしていきたいと存じます。

業務の効率化を可能とするタブレット端末を使用した査定システムの普及、お客様の品質に対する疑問に応える車両状態証明書の普及を更に進め、時代の進化への対応とお客様の信頼の獲得を図るとともに、査定士の皆様の査定技術力向上に寄与する業務を行い、中古自動車の査定を通じて自動車業界の健全なる発展に寄与していきたいと考えております。

本年も皆様のご理解とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。