自動車ニュース
年頭所感― 一般財団法人 近畿陸運協会 理事長 松川 隆男
安全、安心な車社会の構築と公益性を堅持した活動展開
明けましておめでとうございます。
令和3年の年頭にあたり謹んでご挨拶申し上げます。

旧年中は、当協会に対しまして何かとご指導ご鞭撻を賜り厚くお礼申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。

昨年は新型コロナウイルス感染症が全世界に拡がり、日常生活、企業運営にも多大な影響を及ぼし、今なお収束の兆しが見えない状況が続いています。
私どもの事業に直接影響のあります令和2年の国内自動車新車販売実績も、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により大幅なマイナスに見舞われていましたが、秋以降厳しさは残るものの登録自動車、軽自動車とも回復傾向に転じております。この感染症の動向を懸念しつつ、一日も早く経済活動が新型コロナ流行前の水準に戻ることに期待を寄せているところです。

また、当協会における事業の根幹でありますナンバープレートの交付代行事業につきましては、2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会が延期になったことに伴い、特別仕様ナンバープレートの申込期限が、令和3年9月30日まで延長されました。現在、全国で230万件程度の申し込みがあり、そのうち近畿では14%程度を占めています。多くの皆さまにご利用いただけるよう引き続き広報活動等を進めてまいります。

私ども協会は、本年も「安全・安心・環境に優しい車社会の構築」の理念の下、公益性を堅持し、より一層社会的使命を果たすべく各種事業を行ってまいります。

例えば、公益事業としてイベント等を通じた自動車盗難予防啓発活動、安全・安心な車社会構築へ向けたシンポジウム・セミナー等への取組み、運輸安全マネジメント支援対策、環境対策として大阪支部構内に設置しているEV用急速充電スタンドの更なる利用促進への取り組み等諸事業を推進してまいります。

皆様方には昨年にも増してそれら事業へのご理解とご協力をお願いたします。

最後になりましたが、新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束と皆様方の事業のご繁栄とご健勝、ご多幸を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。