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兵庫交通共済理事会
上半期で約1億51万円の利益見込む
柳内専務勇退、後任代行に磯本常務昇格
兵庫県交通共済協同組合(笹山誕一理事長)は12月7日兵ト協会館で第2回理事会を開き、共済契約・事故発生状況(9月末)、令和2年度上半期決算、定款一部変更を審議、いずれも原案通り承認した。理事会の議長は規定により笹山理事長が就任して進行した。

共済契約は、前年より11社148口減少、対人共済は11社153両減、対物も10社103両減少、車両は9社89両増となった。契約の減少は廃業によるもの。
事故は、死亡1件1名(対前年マイナス1名)、傷害39件61人減、対物159件の減少となっている。死亡事故の件案は、車線変更した普通車に大型車両が衝突、その後方に停車した普通車に衝突、普通車から出火炎上38歳男性が死亡したもの。停止した乗用車に衝突してありかなりむずかしい事案である。

上半期決算は、収益21億3562万6千143円、経常費用20億3511万5065円で経常利益は1億51万1078円となった。今期も1億円以上の利益が予想されるが、前年よりは下回る。対人共済は増加したものの、車両共済等で約7千数百万円減少した。

定款の一部変更を審議、交協連の指導どおり加入と脱退の関係を整理、承認した。

このあと、40周年記念行事のため実行委員会の設置を議長よりあり、正副理事長、3委員会の正副委員長、専務・常務理事の12名で構成することを決めた。

全ての議案終了後、柳内国拡専務理事から「本年12月をもって退任させて頂くことになった。皆様には永い間、ご指導頂きありがとうございました。何のお役にも立てなかったが、ただ皆様のおかげで今日までやってこられた。厚くお礼申し上げます。私は17年間当共済にお世話になった。後に残る職員にも変わらぬご指導とご鞭撻をよろしくお願い申し上げます」と勇退を表明した。笹山議長は「40周年事業等もあり、柳内専務には、退任後相談役に就任して頂きたい」と述べ、全員了承した。後任人事は、専務理事代行として磯本昌史・常務理事が就任することも決めた。