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大阪タクシー協会 第94回理事会開催 (1/2)
9月で営業収入落ち込み戻る
大阪タクシー協会(坂本栄二会長)は10月16日、マイドームおおさかで理事会を開催し、全タク連(川鍋一朗会長)の正副会長会議・理事会や地域交通委員会、輸送秩序確立連絡協議会等の出席などを報告した。また臨時総会を12月11日にマイドームおおさかで開催することが決まった。

坂本会長は冒頭あいさつで「大阪の状況は、7月は営業収入78.9%(前年同期比)、8月は68.8%で9月は78.8%と調査結果が出ており、9月で10%落ちたが戻ってきている状況。大阪もこの間まで4人以上の夜の食事会を避けるように知事から呼びかけられていたが、一応解消されたので人の出がよくなることを期待したい。全タク連に出席した際、東京のタクシーを利用し状況をドライバーに聞いてみると、「前年に比べると60%くらいの売上」と伺っている。その点は大阪はまだ良い方であり、運賃値上げの効果も若干ついていると考えている」と現状について語り、全タク連の理事会について「祓川国土交通省自動車局長は「雇用調整助成金や特例休車措置など延長できるよう考えていきたい」と話していた。来年3月まではなんとかしてくれる感じがある」と期待を述べた。

全タク連の正副会長会議・理事会の議題等について井田信雄専務理事が報告「川鍋会長は自由民主党のタクシーハイヤー議員連盟の総会に触れ、「議員本人出席が50名弱。活気に満ちた会議となり、実のある議論が行われた。また喫緊の課題である雇用調整助成金、資金繰りの支援の充実、公租公課の負担軽減、地方創生臨時交付金の活用等について決議文の中に入れていただいた」と、また「“ニューノーマルタクシー”が東京で発表された。これはタクシーに高効率空気清浄機を設置し、空気清浄結果がモニターに映し出される。従来からタクシーは換気もでき安全な乗り物とPRをしているがそれを一歩進めるものだ」」と川鍋会長のあいさつについて報告した。これに対し坂本会長は「国では、スーパーコンピュータ「富岳」を使ってタクシー内の飛沫状況の実験をしており、結果が近々出てくる。タクシーは安全と更なるPRにつながる」と語った。