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整備主任者法令研修会をリモートで |
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神戸会場・姫路会場で同時開催 神戸運輸監理部兵庫陸運部(池田博美部長)は10月1日に兵庫県自動車整備会館で、令和2年度整備主任者研修(以下:法令研修)を開催した。なお今年度の法令研修は『電子制御装置整備の整備主任者等資格取得講習』の学科講習が盛り込まれており、受講した者は学科を修了したものとみなされる。 法令研修は整備主任者または選任(任命)予定者を対象に、特定整備時における保安基準適合性の確保等、整備主任者が行う業務に必要とされる自動車の構造・機能、関係法令、主要通達等について研修を行い、その知識及び技能の向上を図ることを目的として実施している。 当日の法令研修からはリモートを導入し、神戸会場と姫路会場の同時開催(神戸会場の映像を姫路会場で投影)。1会場の収容人数を減らし、また各席にパーテーションを設けるなど感染拡大防止を徹底している。神戸会場には約120名が出席した。 開会のあいさつで谷本保文・神戸運輸監理部兵庫陸運部首席陸運技術専門官は「令和元年の交通事故死者数は3215人。毎年100〜500人前後減ってはいるが、この人数は事故後24時間以内に亡くなっている人数で、24時間を超えて30日以内に亡くなった人は約700〜800人。事故発生から1カ月以内に亡くなった方が未だ4000人近くいる」と交通事故の状況を述べ「事故の削減に効果がある衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い抑制装置などの先進安全技術を搭載した安全運転サポート車の普及促進に国土交通省も取り組んでいる。2019年の新車乗用車の先進安全技術搭載率は、衝突被害軽減ブレーキが77.8%、ペダル踏み間違い時の加速抑制装置が65.2%。その機能を維持し確実に活かすためには、技術に対応した点検整備が必要。本日の研修の中に『電子制御装置整備の整備主任者等資格取得講習』が盛り込まれている。新型コロナウイルス感染予防などの環境変化への対応が繁雑する中ですが、新技術の収得に取組んでいただきたい」と語った。 |