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交通安全祈願祭、事故犠牲者慰霊祭を挙行−兵ト協 (2/2)
交通事故犠牲者慰霊祭は、場所を同神社会館(富士の間・蓬莱の間)に移し行われた。

招魂の儀、献饌、祭詞奏上に続き、祭文奏上で福永会長は「ここに諸霊のありし日を偲ぶとき、志半ばにして断たれたご無念のご心中をお察し申し上げ、ご遺族の耐え難い悲しみとご心労に思いをいたすとき、正に断腸の思いであり、遺憾の念に耐えません」と追悼の言葉を贈り「トラック業界は国民生活を支えるライフラインとして、国内貨物輸送の大宗を担っております。今後も多様化する物流ニーズに的確に対応し、一層、着実に役目を果たしてまいります。そのためには、トラック運送事業者の輸送の安全の確保と環境対策は最重要課題であります。事業用トラックが第一当事者となる全国の死亡事故は、本年7月末現在で昨年同期に比べ9件減少し、115件と減少傾向ですが依然として高い水準を保っている状況であります。業界を挙げて2020年末までに、死者、事故件数の半減、飲酒運転事故ゼロとする目標を掲げたトラック事業における『総合安全プラン2020』が定められ、事故防止への啓発事業や過労運転の原因となる長時間労働是正に向けた『働き方改革』に様々な取組みをトラック業界一丸となって、行っているところであります。本日改めて、交通事故防止に向けて最大限の努力を傾注することを諸霊にお誓いします」と事故防止の決意を朗読した。

その後、出席者全員が玉串奉奠、還魂の儀で閉会となった。