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バス業界初!神姫バスがオンラインフェスを開催 (2/2)
2011年3月11日の東日本大震災の後、神姫バスは宮城県仙台市に本社を置く宮城交通へ1台の車両を寄贈しており、宮城交通や車両を現地まで持っていった乗務員に当時を振りかえったインタビュー映像も公開。後藤正基・宮城交通石巻営業所長は「震災から10年目を迎え内陸部はだいぶ復興してきましたが沿岸部はまだ時間がかかりそうです。震災当時、バスも震災しており神姫バスさんには心温まる対応をしていただき感謝申し上げます。車両もまだ現役で頑張っております」と感謝を述べた。寄贈バスを現地まで持って行った1人の藤井隆展・神姫バス津山営業所長は「バスをだれが持っていくのかと話になったとき、バスの乗務員としては我々で持っていきたいと思いました。出発式の際に車内にお子様が書かれた東北への激励の絵がいっぱい飾られていたのを見て、会社を代表して、東北への思いを我々二人が代表して持っていくという重圧感は今思うとあった」と語った。もう一人の谷舖尚彦・神姫バス三木営業所長は「寄贈バスには、震災に関する絵や勇気づける絵など、たくさんの絵があり、それを見たとき阪神淡路大震災の記憶がよみがえりました。宮城交通さんに喜んでいただけたことと、無事に異状なくバスをお渡しできたことが一番良かったことと思います」と当時をふり返りつつ語った。

販売コンテンツでは、6月に引退したスカイバス神戸をチョロQにした様々なグッズや実際に姫路営業所で使われていた方向幕、デジタル運賃表示器などの激レア商品を多数販売した。なお、車両パーツ販売の売り上げは、全額を県内の医療機関等へ寄付する方針だ。