自動車ニュース
兵ト協、『標準的な運賃』普及セミナー開催 (1/3)
『標準的な運賃』は、あるべき姿の運賃(小坂氏)
兵庫県トラック協会(福永征秀会長)は全日本トラック協会と共催で9月3日、トラック総合会館にて『標準的な運賃』普及セミナーを開催し、「『標準的な運賃』の告示の概要」について、後藤孝行・近畿運輸局自動車交通部貨物課長の講演と「『標準的な運賃』の告示内容及び活用方法等について」と題する小坂真弘・日本PMIコンサルティング株式会社代表取締役の講演を2部構成で行った。兵ト協会員事業者約50名が参加した。※「標準的な運賃」以下「本運賃」と記載。

セミナー開催にあたり西川孝秀・兵庫県トラック協会専務理事は「トラック業界の働き方改革を進めるにあたり、貨物自動車運送事業法が改正され、目玉である本運賃の告示が本年4月に施行された。去年の今頃には、これをもって荷主に運賃交渉を進める予定だったが、新型コロナウイルスの影響で荷主側も生産の減少や事業規模縮小となっている所も多く、交渉が難しい環境になっている。今は我慢し、本運賃の理解や研究を進め、今後にむけて運賃交渉の材料にしていただきたい。また本日の内容は、10月下旬に開催する原価計算活用セミナーとセットと考えているので、それも受講いただき、より理解を深めていただきたい」とあいさつした。