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環境対策委員会開くー兵庫県トラック協会
「柔軟性をもって進めていく必要がある」(堀委員長)
兵庫県トラック協会(福永征秀会長)は8月3日、令和2年度第1回環境対策委員会(堀秀夫委員長)を開催し、令和2年度環境対策事業計画について、同環境キャンペーンやエコドライブ運動の実施、各種助成について承認した。堀委員長は冒頭あいさつで「今年の2月に開催した委員会では、ホワイト物流に伴う標準的な運賃、環境問題の大きな2本柱で会議を行ったが、コロナの影響でうまく進まず、非常に厳しい状況だ」と述べた。

今年度の事業計画の骨子は、環境対応車導入促進および最新規制適合車の代替促進、エコドライブの促進など5項目が盛り込まれた。環境キャンペーン運動については、トラック事業者が地球温暖化防止に向けた環境対策に取り組んでいることを県民に認知してもらうことを目的にJR駅周辺等で毎年実施をしているが、街頭での広報活動においてはコロナの影響が密に関係しているため準備は進めていく方針だが、感染拡大状況によっては中止も視野に入れている。環境フォーラムは前回のアンケート結果を反映しつつ、環境対策委員会内に小委員会を設け、フォーラムのテーマや、より具体的な内容を別途協議する方針に決まった。同年事業計画について堀委員長は「コロナの状況によっては出来ないものもある。状況をみて柔軟性をもって進めていく必要がある」とした。

その他の報告事項では、トラック業界が取り組む方策を図表にし周知徹底を目的とした『羅針盤−働き方改革の実践−』、災害時にドライバーが適時に判断できるように作成された『減災BOOK』について説明、活用を求めた。また、同年6月に施行された道路交通法の改正についての研修会を9月24日に兵ト協会館で梶野宏和・兵庫県警察本部交通企画課課長補佐(警部)を講師に招き開催を予定している。事務局から「こちらが意図していなくてもあおり運転と認識される可能性もある。また、ながら運転、飲酒運転についても改めて意識していただきたい」と参加を呼び掛けた。