自動車ニュース
総務委員会開くー兵庫県トラック協会
コロナの影響でイベント縮小、オンラインでの講習会も検討
兵庫県トラック協会(福永征秀会長)は8月4日、令和2年度第2回総務委員会(櫻井光男委員長)を開き、新型コロナウイルスの支援策、令和2年度税制改正・予算要望に関する活動計画、協会荷物配送業務の委託、兵庫県道路運送経営研究会への寄付などについて協議、いずれも原案どおり了承した。

櫻井委員長は冒頭あいさつで「コロナウイルスの影響で荷動きがより悪くなっており、海外との貿易も立ち止まっている。そして燃料の値上がり。生き残るために、兵庫県トラック協会として様々な施策を行い、会員の皆様方に反映させていきたいと思っている」と語った。

新型コロナウイルスの支援策として、本年7月から来年3月までの会費免除(約1億6千万円)、近代化基金の取り崩し及び交付金事業会計補正予算において予算化した新型コロナウイルス感染症対策費2千万円を感染症防止に関する物品の購入助成として1会員上限2万円の交付等について事務局から説明し「県からの助成もあるので合わせて活用を」と呼びかけた。委員からは感染予防物品購入助成について「支部の事務局には使えないのか」と質問があり、事務局は「8月19日に支部事務局長会議を予定しており、その際に事務局から、衛生品、コロナ対策の支部に必要なものを挙げていただき、兵ト協で購入して、支部に配布をしたいと考えている」とした。

兵庫県道路運送経営研究会への寄付金について、全体の目標額を600万円とし、各支部別の目標額も示された。昨年は11月末で269件の約300万、今年は7月28日現在で148件の約174万円となっている。委員からは「やはり個人から寄付をしてもらうのは難しい」や「他府県のトラック協会での活動を調べ、良い方法があれば取り入れてみては」と多数意見が挙がった。櫻井委員長は「政治への積極的な参画が目標達成の大きな手段。業界の意思反映のために活動を進めることを理解いただきたい」と述べた。

兵ト協主催会議の出席者に係る交通費について、以前より支給の声が上がっており審議が行われ、来年度実施に向けて全額支給の方向性が示された。

その他の議題では、9月28日に生田神社で行われる第20回交通安全祈願祭・慰霊祭についての開催説明が行われたが、コロナ感染拡大防止の観点から各委員から「正副支部長のみの出席で食事なしの開催を」と提案が挙がり、規模を縮小しての開催が決まった。また、今後開催される『標準的な運賃普及セミナー』や会議等についても「コロナの感染拡大防止のためオンラインでの開催検討を」と意見が多数上がり、事務局は「オンライン会議等状況を見て取り入れたい。標準的な運賃は関心の高い話題であり、できるだけ多くの人が講習を受けられるよう、動画を事前に撮り、兵ト協HPで公開することも考えている」と説明した。