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兵庫県トラック協会（福永征秀会長）は3月18日、第３回理事会を開催し、令和元年度会計補正予算、令和2年度事業計画、令和2年度会計収支予算、会員の入会の承認などについて協議、原案通り承認した。
福永会長は冒頭「標準的な運賃の告示は4月末ぐらいになるだろう。これをもって我々は職場環境の整備をする。しかし、コロナウイルスの影響もあり進めるのは難しい状況。しかし、これから先のことを考えれば、難しい中にもあえて取り組む必要がある」とあいさつした。
令和2年度事業計画は、（１）改正貨物自動車運送事業法への対応（２）標準約款の浸透等による適正な運賃・料金収受の推進（３）長時間労働の是正を図る「働き方改革」の実現の推進（４）人材確保対策（５）交通・労災事故防止対策（６）高速道路料金割引枠の堅持・拡充、並びに道路の積極的な活用に向けた諸対策実現（７）新技術を活用した物流効率化等の推進の7項目を最重要施策として、（１）自動車関係諸税の簡素化・軽減の実現など5項目を重点施策として決めた。また新規事業として、脳ドック受診料、初認運転者研修受講料、テールゲートリフター導入、ドライバー求人募集に係る費用の助成や運転者職場環境良好認証制度（ホワイト経営認証）周知に向けた講習会が盛り込まれた。
入会は22社を承認。退会は11社となっている。
その後、会長表彰の候補者を決定した。経営者は、野村めぐみ氏（金田運輸（株））、森上明氏（有馬運輸（株））、北野享氏（氷上物流（株））、内山克己氏（（株）神戸急配社）、稲田豊氏（稲田運送（株））の５氏、従業員は、加藤誠二氏（（株）ブルーテック）、橋本庄吾氏（（株）ブルーテック）の2氏、運転者は、松下高志氏（成山運輸（株））、中井邦夫氏（成山運輸（株））、西谷光重氏（成山運輸（株））、森田正光氏（（株）飯尾運輸）、川井健氏（近畿システム管理（株））、長岡省吾氏（（株）日高興産運輸）、北村好志雄氏（（株）日高興産運輸）、安田毅氏（（株）日高興産運輸）、瀬川雅彦氏（（株）日高興産運輸）の9氏。なお表彰は6月に開催する総会にて行われる。
その他では、西川専務より改正貨物自動車運送事業法の改正の一つの荷主対策の深度化について「国交省のホームページにおいて「意見等の募集窓口」（荷主等によるコンプライアンス違反等の実態を把握するため）を設置している。国交省等も荷主の働きかけについて協議するためには、情報が必要。荷主による長時間の荷待ちなどあれば通報していただきたい」と呼びかけた。
新型コロナウイルスの影響について委員から「協会として対応できることを協議してほしい」と意見があり、それに対し福永会長は「地域性もあるので総務委員会で議論を進めていきたい」とした。また「事業者として、現場で感染者が出た際の対応は」の意見にも「我々に何ができるかそれも含めて議論を進めていく」と述べた。
