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兵庫県自動車車体整備協組合総会 (2/2)
総会後行われた優良組合員表彰式に出席した来賓の松崎義廣・兵庫陸運部長は「道路運送車両法の改正で4月1日から特定認証制度が施行される。大改正であり心配の方々も多いと思うが、説明会や取得講習会を進めている。経過措置として1部猶予もあり、計画的な取得をお願いしたい。本年1月、国交省より、令和3年11月から国産新型車に衝突被害軽減ブレーキの搭載を義務づける発表があった。また、自動運転もレベル3に入ってきた。皆様には、アンテナを高く情報収集に努めていただきたい」と述べ祝辞とした。

表彰は兵車協理事長表彰の倉垣周行氏(永年勤続20年、倉垣鈑金工業所)をはじめ、日車協連会長表彰の西山盛久氏(一宮鈑金塗装)、近車協連会長表彰の有政英生氏((有)岩本自工)ら17氏が受賞した。

受賞者を代表して中川浩行氏((有)ファクト)が「今日を契機に時代の変化に対応した知識、技術取得と研鑽に努力、お客さんに信頼され喜ばれ選ばれる事業所として発展するよう頑張って参ります」と謝辞を述べた。懇親会の冒頭挨拶で奥田総一郎副理事長は「特定認証制度は3年前から耳にした。いよいよ2020年からとなった。共通のフレーズは『yes we can』だ。注目したいのはcanだ。つまり私たちは今までは“技術的に”フロントバンパーを外すことが出来た。そのcanだった。しかしこれからは“法律的”に外せると解釈している。そのcanだ」と述べた後「支部からの要望を理事会へどしどし上げてほしい」と要望した。来賓の山本喜一・兵庫県自動車整備振興会専務理事は、特定認証制度に触れて「特定認証制度が昨年5月成立、4月1日から施行される。大改正であり、ある意味ビジネスチャンスでもある。現事業者には1年〜4年の猶予はあるもののスタートは4月1日からだ。2級整備士は県下で約8千人いる。新たな取得資格に向け、法令、実修、試験があり、当協会は技術研修のカリキュラムを作制中です。特に実修(1回25人)は大変です。4月1日スタートの体制を整えることとお互いに情報交換してまいりたい」と説明した。

祝宴は山元康史・近畿自動車車体整備協同組合連合会会長の乾杯発声で開始した。