自動車ニュース
近畿運輸局自動車関係功労者表彰式開催 (1/3)
「良質なサービスが、次世代の目標や業界のイメージの向上につながる」八木局長

近畿運輸局(八木一夫局長)は2月21日、大阪合同庁舎で令和元年度近畿運輸局自動車関係功労者表彰式を行った。自動車交通部関係の事業功労は、三野文男氏(商都交通(株))、小野幸親氏(相互タクシー(株))、木南一志氏((株)新宮運送)、鳥居豊太郎氏(野田屋運送(株))ら15氏が受賞。同永年勤続功労中間管理者は、草木昌樹氏(西日本ジェイアールバス(株))ら13氏、同従事者は竹内宏和氏(神姫バス(株))ら30氏が受賞した。また、自動車技術安全部関係の事業功労は西川博之氏(兵庫日産自動車(株))、八木隆博氏((有)兵庫サンヨー商会)ら10氏、同永年勤続功労中間管理者は、山本修氏(トヨタカローラ神戸株式会社(株))ら34氏、同従事者は伊勢孝三氏(神姫商工)ら20氏が受賞した。

八木局長は各分野の受賞者の功労を称えつつ「安定した輸送サービスを提供していくためには、人材の確保も非常に重要である。近畿運輸局では、若年層や女性にも就職先として選択されるように、自動車運送事業が社会に果たす役割、その重要性について各方面に働きかけている。受賞者のみなさまには、さらなる安全の確保への尽力と、引き続き安定した良質なサービスの提供をお願いします。このことが次世代を担う方々の目標となり自動車運送事業全体のイメージの向上につながるものと考えている」とあいさつした。
自動車交通部関係の表彰では、辻卓史・近畿トラック協会会長(大阪府トラック協会会長)が来賓を代表し「ドライバー不足の解決緩和のためには、ドライバーの労働時間・賃金を少なくとも、全産業の平均水準に。男女を問わず、若い人たちにとって魅力があり、働きがいがある職場に変え、参入を促進する必要がある。自動車関係事業の社会的使命を十二分に果たしていくため、積み重ねてきた叡智と創意工夫を活かした高度なサービスの提供が必要不可欠である」とあいさつした。

三野文男氏(商都交通(株))が受賞者を代表し、「受賞を契機に、公共交通の輸送を担うものとしての役割と責任を改めて深く肝に銘じ、安全の確保、環境対策、より一層のサービス向上に関係者一同と一丸となって精進してまいります」と謝辞を述べた。

自動車技術安全部関係の表彰では、山本昇・近畿地区自動車整備連絡協議会会長のあいさつを勝田年和・近畿地区自動車整備連絡協議会 幹事長が代読して「昨年5月に道路運送車両法の一部を改正する法律が公布され、特定整備制度への改正など自動車整備業界を取り巻く制度や環境が大きく変化することや、車検証のIC化や外部故障診断機を活用した検査等の導入が予定されるなど、100年に一度の大変革の中で引き続き、定期点検整備などを適切に対応する必要がある。もう一つの課題として、少子高齢化に伴い、若年層の働き手の獲得が厳しい状況にあるが、みなさまの、豊富な経験と知識により、若年層の人材確保に努めてほしい。受賞者のみなさには、受賞を契機に安全、安心と環境保全の事業経営に精進し、自動車業界のスペシャリストとして、地域社会の発展のため一層の努力、活躍を願います」と祝辞を述べた。

山中隆太郎氏※(滋賀トヨペット(株))が受賞者を代表し「私どもの日々の仕事は、利用者を含む地域の人々に喜ばれてこそ価値があり、生き甲斐である。今日の受賞を宝として、みなさまに喜んでいただけるよう、職務に精励してまいります」と謝辞を述べた。
各部門の受賞者は次の通り(順不同、敬称略)。

※「隆」正しくは異字体