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「標準運賃に則った荷主交渉を」 (村上支部長)
兵ト協東部支部賀詞交歓会
兵庫県トラック協会東部支部(村上功支部長)は1月16日、ホテルヴィスキオ尼崎にて賀詞交歓会を開催した。

 村上支部長は冒頭の挨拶で、「世界情勢、国内外とも変化に富む一年が始まるのかと思う。運送業界にとっても、1990年に物流2法が施行されてから30年経つことになる。」と新年を変化と節目の年であると示唆した。また、「日本全国の運送事業者が望んでいた貨物自動車運送法の改定によって標準運賃が設定されるようになったほか、減車や増車の方法など、手続きが変更されているところがかなりある。協会WEBサイト等で確認を」と呼びかけた。

特に、標準運賃について北野耕司・兵ト協名誉顧問の『せっかく基準運賃がある。それを2重運賃などで会員同士がくくってしまっては意味がない。同業は友愛の精神をもって挑むべき』との言葉を引き合いに、「荷主さんとの交渉も基準運賃に則ってやっていくことが大切ではないか」と述べた。

来賓を代表してあいさつした村尾芳和・兵ト協参事は、「少子高齢化の問題がトラック業界のみならず、日本全国いたるところで問題となっている。解決策はまだでていないが、本当に考えていかなければならない問題だと思う。一方、一昨年には法改正もあり、業界の風向きがいい方向に向かっていくのではないかと思う。トラック協会としても事務局一同、精いっぱい業界に貢献したい。そのためにもより連携を図っていきたい」と述べた。その他、来賓には原岡謙一・兵ト協副会長、田中正敏・兵庫県交通共済協同組合常務理事、国会議員・県会議員らが多数出席した。