自動車ニュース
年頭所感ー兵庫県タクシー事業 協同組合理事長 枝松 七郎 (2/2)
今年7月、いよいよ待望の東京オリンピックが開幕します。これにより、世界各国から日本を訪問する外国人観光客の増加が予想されます。昨年秋に開催されたラグビーW杯は、世界中から多くの外国人観光客が訪れ、日本全体が“ONE TEAM(ワンチーム)”となり、感動の渦で盛り上がり、日本のおもてなしが世界各国に評価されました。兵庫県の外国人観光客数は、関西では、大阪府、京都府、奈良県に次ぐ第4位とはいえ、2011年の37万人から2018年の188万人へと5倍になっています。オリンピック、パラリンピックでは、一度、東京・関東に集まった外国人観光客が分散し、関西にも訪れることが期待されます。これを契機にタクシー業界も、キャッシュレス化、配車・決済システムの多言語化等に取り組む必要があります。2025年の大阪・関西万博では約2800万人の想定来場者を見込み、サテライト会場である神戸の医療産業都市や兵庫県にも多くの観光客が訪れることになるでしょう。

では、こうした配車アプリの導入や、キャッシュレス化の先にあるものは何でしょうか。私は「マナー・サービス」という基本に回帰すると思います。SNS等の利用により、「兵協のタクシーは親切である、おもてなしがいい、感じがいい」などという口コミ・評判が重要になります。

「兵協」がお客様から選ばれるタクシーの看板になれるよう、組合員が“ONE TEAM(ワンチーム)”になり頑張ってまいりたいと思います。

2020という節目の年が素晴らしい年となることを祈念し、新年のご挨拶といたします。