自動車ニュース
人権啓発研修を開催
兵庫運輸業界人権問題推進連絡会(会長=松崎義廣・兵庫陸運部長)は12月10日、兵庫県自動車整備会館で人権啓発研修会を開催した。
同連絡会の当番幹事団体の兵庫県自動車整備振興会の山本喜一・専務理事の「本日の研修で人権尊重の知識、理解を深め、各団体で実践を期待します」との開会あいさつで始まった。

主催者を代表して、松崎兵庫陸運部長は「1948年の世界人権宣言から今年は71回目。12月8日から1週間は人権週間です。人権の問題はむずかしいと考えられるが、さまざまな人権が身近なところにあり、思いやりの心を持って接することが大事。この研修においてその精神に立ち返っていただければありがたい」とあいさつ。

講演は講師に、(公財)兵庫県人権啓発協会の生田周司氏を迎え開かれた。冒頭に兵庫県制作の人権ビデオ「君が、いるから」を視聴して、人とのふれあいを通して成長する主人公、それを支える周囲の人々、さらに児童虐待と通報の大事さ等を学んだ。講演は「居心地の良い職場づくりをめざして」と題して行われ、種々のハラスメントについて話があった。特に若者の職場での実態や若手育成のための心得策を解説「パワハラ、セクハラは被害者の受け止め方がある。厳しく叱る叱責はパワハラではない。くり返し必要以上にすること、自己肯定感を低くするダメ出しはだめ。職場は『人を大切にする。風通しの良い所。相談できる人が居る。安心できる基地』でありたい」と職場のコミュニケーションの大切さを訴えた。