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兵庫県トラック協会（福永征秀会長）は10 月28 日、兵ト総合会館で「トラック運送事業者のための人材確保セミナー」を開催し、効果的な求人、人材の育成と定着などの研修を行った。
講師の、日本PMIコンサルティング( 株) の小坂真弘代表取締役は「今ドライバー不足、人材不足で人手が足りない、採用したくても応募も少ない」と現状について語り「1番重要なのは人が辞めないこと。会社作りや労務制度を整え、ドライバーがやめたくない気持ちにさせる。採用部分に目が行きがちだが、辞めなければ採用の必要もなくなる」と会社の魅力づくりを呼びかけた。
採用のテクニックでは「スマートフォン専用の採用に特化したホームページを作って下さい。すでにある会社も見直し、魅力的な内容になっているか確認して下さい。ここで重要なのが、写真をたくさん入れる、1日の動きがわかるようにしておくこと。応募者が見た際に、不安感が下がる効果がある」と説明。
また、応募が来た際に「当日に面接日を決めることが重要。社内で面談可能日や採用したい人材像を共有し、社内全員が対応できる状態を作る」と語り、従業員寮や祝金、支度金の支給などの応募者増加の方策を説明した。
その他、女性ドライバー雇用促進には「1日のスケジュールを事前に見せる」や人材定着の職場環境の整備には「賃金や労働時間等の労働条件が明確である。コミュニケーションが円滑で信頼関係が築けている」など人材確保に成功している事業者の傾向を例に上げ、導入を勧めた。
