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最優秀賞は大畑翔太郎氏( 兵庫ダイハツ 販売(株))
第29回兵庫県中古自動車査定士技能コンテスト開催
(一財) 日本自動車査定協会兵庫県支部(山地徹支所長) は10月25日、神戸市のホテルフルーツ・フラワーで「第29回兵庫県中古自動車査定士技能コンテスト」を開催した。今年度は兵庫県内の自動車ディーラーなどから24名が参加した。

コンテストは2台の中古車を査定する実車部門(各200点満点) と筆記試験(100点満点) の合計500点満点で審査された。最優秀査定士賞には、兵庫ダイハツ販売(株) の大畑翔太郎氏(407点) が輝いた。

来賓祝辞で、松崎義廣・神戸運輸監理部兵庫陸運部 部長は参加した選手たちをねぎらい「来年には自動運転車が実際に走り始める状況で、自動車取り巻く環境は変革の時期と言われています。自動運転車などの普及により、査定士の皆さまは、最新の情報を常に取り入れるなどご苦労されるのではないかと思う。引き続き、厳正なる査定や技術の向上に努めていただき、多くの良質な中古車が流通することを願います。それが中古車に対するユーザーの信頼や、業界の活性化に繋がるのではないかと思います」と語った。

西川博之・日本自動車販売協会連合会兵庫県支部長は「思わしくない結果が出た出場者も、今回の経験をバネにし、一層の努力をお願いします。また、選手全員がこの大会に向けて培った技術を、日ごろの部下指導の中でしっかり伝授してください。これこそがこのコンテストの意義だと思います」祝辞を述べた。

最後に、大会委員長を務めた山地徹支所長は「入賞されました皆さまには、今後増々の自身と誇りを持って業務に励み、同僚や後輩の皆さまに査定の技術を伝えていただきたい。
惜しくも入賞を逃された皆さまには、本大会の出場をきっかけに今後も査定技術の向上に一層の取り組んで頂けたらと思います。査定技術に対する要求は年々高まっています。しっかりと見極め、良いクルマ・悪いクルマに見合った適正の価格を提示し、お客様と販売店とともにメリットがある状態を作り出すことで、次の販売への好循環が生まれます。是非これからも適正な査定を行える査定士を目指し続けてください」と閉会の辞を述べた。

コンテスト受賞者は下記の通り(敬称略、点数は500点満点中)
<最優秀査定士賞> 大畑翔太郎(兵庫ダイハツ販売(株)) 407点
<優秀査定士賞> 木谷有良(兵庫トヨタ自動車(株)) 393点、井上訓征(トヨタカローラ兵庫(株)) 358点
<優良査定士賞> 村田智哉(トヨタカローラ神戸(株)) 357点、長谷川達典((株)神戸マツダ) 356点、殿垣亮輔(ネッツトヨタ兵庫(株)) 351点