自動車ニュース
外国人雇用基礎セミナーを開催
兵庫県自動車整備振興会(西原興一郎会長)は9月18日、姫路自動車整備教育会館(姫路市)で「外国人雇用基礎セミナー」を開催した。講演会は、行政書士安藤国際法務事務所の安藤敏行氏による「外国人技能実習生の受け入れを考える」、日産プリンス兵庫(株) の大森基史サービス部長による「雇用後の生活面等の実務的なサポート」との2部制で実施、会員事業者32人が出席した。講演会では日産プリンス兵庫(株) の大森部長はベトナム人を2名帯同し参加した。

自動車整備業における従業員数は、近年、ほぼ横ばいで推移しているが、自動車整備要員の有効求人倍率が上昇するなど、整備業界の人材不足が顕在化。生産性向上や国内人材の確保のための取組を行ってもなお人材を確保することが困難な状況にある産業上の分野として、自動車整備分野が指定されている。

そのような背景等もあり、新たな在留資格である「特定技能」を創設する「出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律案」が可決・成立され、平成31年4月1日より施行された。また、「出入国管理及び難民認定法別表第一の二の表の特定技能の項の下欄に規定する産業上の分野等を定める省令」(平成31年法務省令第6号)において、自動車整備分野が指定され、平成31年度より受入れを開始している。