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「今後も改定めざし一丸となって頑張る」 (坂本会長)
大阪タクシー協会第85回理事会開催
大阪タクシー協会(坂本栄二会長)は9月24日、大阪タクシー協会会議室で第85回理事会を開催し、理事45名中35名が出席した。

坂本会長は冒頭あいさつで、秋の交通安全運動街頭キャンペーンの協力に謝辞を述べた後、「前代未聞の出来事が起こってしまった。脱力感が拭えない。20日に緊急の全国協会長会議が開かれ、本運賃改定が見送られたことに対する疑問の声が多く上がった。また年内、年明け早々の実施や、消費税の改定と運賃改定の2回分のメーター改造費はどうするのかと意見が上がっている。本運賃改定は労働環境改善の働き方改革、利用者利便の向上を目的としたIT機器の活用やキャッシュレスの導入のためのコストを補う考えで進めていた。早期実施に向けて、要望を続けていく。」と語った。

その後、全タク連関係会議出席報告や公明党との制作要望懇談会、令和元年度第1回四半期資産についてなどの報告がされた。審議事項では、東京・日本交通株式会社(代表取締役 鈴木要氏、区域:北摂交通圏 車両数:8両)の会員入会申込について承認された。

その他の事項では、本運賃改定について薬師寺理事から「協会として、2種類の運賃申請を出している。こんな事は過去の協会にはなかった。今後この問題をどうするのか。協会執行部はどのような考えなのか」と質問。坂本会長は「運輸局の方で審査に入っているので、修正はできない」と回答があった。大沼理事からは「東京は日本の中心。ついていくには東京に合わせた運賃にするべきだ」と意見を述べた。小野理事は「24年の待ちに待った運賃改定。公共交通機関として災害時の対応なども必要。今回残念だったが、どのような力が足りなかったのか等、知恵を絞り、攻めて行かなければ」と呼びかけた。

最後に坂本会長は「今後も一丸となって頑張って行きたい」と会を締めくくった。