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令和元年度バス総合安全プラン 2020研修会を開催 |
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兵庫県バス協会( 長尾真会長) は9月17日、兵庫県農業共済会館で令和元年度バス総合安全プラン2020研修会を行った。冒頭、長尾会長が挨拶を行い、「9月に入り大きな事故が2件あった。どちらもトラックの事故だが、バスでも同じミスにより事故を起こす可能性もある。また最近メデイアでも報じられているあおり運転。町中をゆっくり走るバスに対しての嫌がらせも多数報告を受けている。対応にも注意してほしい。4月にはバスによる大きな事故もあった。1歩間違えると死亡事故に繋がる横断歩道や交差点での事故があとを絶たない。病気による健康に関する事故も多発している。国交省においては脳疾患、また心臓疾患の対策ガイドラインも決められたところだ。これに対し真摯に取り組まねばならない。またドライバー不足問題、これと相反する働き方改革の両方を進める課題がある。この影響もあり貸切バスについては、貸切免許を更新しない事業者も全国でも多々報告を受けている。今日の研修会を今の状況に照らし合わせ、真摯に受け止め実りあるものにしていただきたい。」と述べた。 次に、兵庫県警察本部 交通部 交通企画課警部補 大西祐輔氏が「最近の道路交通の現状について」の講演を行った。大西氏は、「平成30年の兵庫県では、人身事故件数が24,667件。全国ではワースト5位となっている。その中でも65歳以上の高齢者が90人と59.2%を締めている。高齢者歩行の特徴として、車の速度や距離を見誤り、車の接近に気づかない、無理な横断をするなどといったことから事故につながるため、注意して走行しなければならない」と説明した。また、錯覚による事故や飲酒による事故などをドライブレコーダーの映像やスライドを使い説明した。 最後に、神戸運輸監理部 兵庫陸運部整備部門 陸運技術専門官 藤岡伸平氏が「輸送の安全について」の講演を行った。事業用自動車総合安全プラン2020の概要と途中経過について説明した。事故低減の対策として、体調考慮した乗務割や点呼時の状況確認等の健康管理。ドライブレコーダーを用いた指導や安全運転支援機能を有する車両・装置の導入などが語られ「皆さまの仕事は、命・財産を預かる仕事、また、他の道路利用者に不安を与えてはいけない仕事と言える。安全対策の取り組みは、一朝一夕にその効果が見えないものが多いが、努力を積み重ね、関係者が協力することで効果をもたらすと信じる。安全で安心な自動車交通社会を実現することを期待する」と述べた。 |