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令和元年度交通安全県民大会開催 (1/2)
兵庫県・兵庫県警察本部・一般財団法人兵庫県交通安全協会・一般社団法人兵庫県自家用自動車協会連合会は9月11日、令和元年度交通安全県民大会を兵庫県公館で開催した。

開会アトラクションでは兵庫県警察音楽隊による「さわやかひょうごステージ」が行われた。童謡「どんぐりころころ」に乗せてみんなの交通安全の替え歌を演奏し、交通ルール・マナーの再確認を参加者に発信した。

井戸敏三・兵庫県知事は主催者を代表し、「最近、交通安全をめぐる課題がいくつかある。1つは高齢者のブレーキとアクセルの踏み間違いに基づく事故だ。これに対し、国交省と車のメーカにアクセルとブレーキの間違いを防止する装置を標準装備としてつけるべきではないかと要請している。また、高齢者にとってもわかりやすく間違いがないような事故防止装置を任意に付けていく支援を検討している。もう一つはあおり運転。抜いた抜かされた、クラクションを鳴らされたなど、ちょっとしたことからトラブルに繋がっている。徹底的に取り締まり、あおり運転は絶対に許さない心意気で交通安全活動に取り組む」とあいさつした。

次に、加藤晃久・兵庫県警察本部長は県下の交通事故状況について述べ「交通事故を防止していくためには、運転者、歩行者、ひとりひとりの交通安全意識を高めて行くことが肝要であり、正念場だ。県警察においても高齢者の交通事故防止に向けた参加体験実践型の交通安全教育や待受型の交通安全指導、飲酒運転根絶に向けた啓発活動や歓楽街における飲酒運転の取締り、横断歩行者妨害違反の取締強化、あおり運転も含めさらなる取組強化を図る」と述べた。

瀧川博司会長・兵庫県交通安全協会会長は「県下の交通事故件数は減少傾向にあるが、輪禍に遭い死亡・負傷し、後遺症に悩む人も少なからずいる現実がある。引き続き、交通安全活動に協力していただきたい。また、自転車安全条例も5年目を迎える。条例の目的達成のために、兵庫県民自転車保険制度を立ち上げた。加入がしやすい保険を目指し、掛け金の見直し等進めている」と語った。